将来の夢がない全国の中高生よ、夢が見つからない2つの原因はこれ

 

「君の将来の夢はなんだい?」

「お前、いったい将来はどうするんだ?」

 

私は、昔からこの手の質問が大嫌いでした。

 

親や先生に「将来の夢」や「進路」のことを尋ねられるたびに、

汗がドバドバと湧き出て、頭が真っ白になったものです。

 

内心では「聞かないでくれよ」と思いつつ、

中学生や高校生の時は、いやでも聞かれる質問です。

 

 

ははは、、、何になろうかな。。。

 

そうやって愛想笑いでヘラヘラとごまかしている自分も

嫌で嫌で仕方がありませんでした。

 

 

将来の夢を持って生きている人は、カッコいい!

やりたいことがあってキラキラしてる!

 

そんなふうに「自分もそうなりたい!」と憧れる反面、

「なんで自分は夢中になれる夢や目標がないんだ、、、」

自己嫌悪に陥ったものです。

 

 

そこで今回は、昔の私と同じように

夢がなくて悩んでいる全国の中高生のあなたに向けて

「夢が見つからない2つの原因」を紹介したいと思います。

 

というのも、夢が見つからない原因さえ理解すれば、

あなたの夢が見つかる可能性はグッと高まるからです。

 

そもそも、誰もが生まれた時点では「夢」なんて持っていません。

どんな偉人や成功者も生まれてから後天的に自分の夢を見つけ、そして実現していくのです。

(つまり、誰もが夢なんて何歳からでも見つけられるということ←重要

 

今回紹介するのは、あなたが夢を見つけられない2つの原因とも言える、

夢に対する2つの間違った思い込みです。

 

行動や環境を変えることは、場合によっては難しいですが、

思考や思い込みは「知ってしまえば」今すぐにでも変えることができます。

 

それでは、早速いって参りましょう!

 

夢見ることができればそれは実現できる。

いつだって忘れないでほしい。

すべてはたった1匹のネズミから始まったということを。

ウォルト・ディズニー(ディズニーの生みの親)

 

プロフィール
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慶應義塾大学卒後、就活をサボって失敗し、就職偏差値50以下の小売企業に就職。第二新卒でコンサル業界に転職し、年収200万円アップ!30歳前後で年収1000万円到達の見込み!第二新卒転職・コンサル転職の情報を発信してます。

中高生の夢が見つからない2つの原因(思い込み)

 

あなたが見つからない2つの原因(思い込み)は、以下の通りです。

 

  • 夢=具体的な職業でなければならない
  • 夢は立派じゃないとダメ

 

一つ一つ見て参ります。

 

夢=具体的な職業でなければならない

 

夢が見つからない原因の1つは「夢=具体的な職業である」と決めつけてしまっている点です。

 

 

例えば、たいていの中高生は

「あなたの将来の夢は?」と聞かれると

 

  • パン屋さん
  • 医者
  • 学校の先生
  • 小説家
  • プロ野球選手
  • ユーチューバー

 

・・・などなど「今ある職業」の中から

”無理やり”ひねり出そうとします。

 

これがいけない。

 

もちろん、小さい頃からずっと憧れていた職業や、

興味のある仕事が明確に決まっている場合は、問題ないのですが、

夢や、やりたいことが全くない(フラットな状態)なのに、

「夢=職業」と固定して考えてしまうと、

自らの手で将来の選択肢を狭めることになりかねません。

 

 

というか、今ある職業の約半分は今後数十年の間になくなると言われていますからね。

必ずしも既存の職業から無理して夢を決める意味はないのです。

 

例えばユーチューバーなどは、比較的最近できた新たな職業と言っていいものです。

 

実際、「日本一のユーチューバー」として名高いヒカキンさんなどは、

決して「ユーチューバー」になろう!と思ってなったわけではないと思います。

(そもそも、ヒカキンさんがユーチューブを始めた頃、「ユーチューバー」と言う言葉自体存在していませんでした)

 

ヒカキンさんはただ「ビートボックスがしたい!」「有名になりたい!」という素直な気持ちに従った結果、

今、こうして夢を実現させているのです。

 

そして、その結果「ユーチューバー」は、

今や多くの小中高生が”なりたい夢ランキング”で必ずと言っていいほど上位に入り、

多くの子どもたちの「夢」になりつつあります。

 

もし、ヒカキンさんが既存の職業や仕事の中から、

将来の夢を見つけようとしたとすれば、

果たしてこのような未来は実現できたでしょうか?

 

つまり、必ずしも

「夢とは、自分が将来就く仕事の中にあるべきだ」

という考えにとらわれず、もっと自由にやりたいことを見つければいいのです。

(そして、それを堂々と胸を張って「夢」だと言ってしまって構わないのです)

 

 

でも、ほとんど中学生や高校生はそれができません。

 

なぜか?

それは「将来は必ずちゃんとした職に就き、仕事をしなければ生きていけない」

という義務感や不安から、夢を無理やりひねり出そうとしているからです。

 

言い換えれば

「将来のことが何も決まっていない宙ぶらりんの状態」

に耐えられないのです。

 

実際、将来の夢がないと悩む中高生に「なぜ夢が欲しいのか?」と聞けば

 

  • 夢がないとダサいから
  • 夢がない自分はダメだと思うから
  • 親や先生を安心させたいから
  • 夢がないと将来が不安だから

 

・・・などといった理由で、仕方なく将来の夢を見つけようとしている学生が少なくありません。

 

 

たまたま、あなたのやりたいことが

既にある職業と完全に一致していて、

「医者」や「小説家」など特定の職に就けば

あなたのやりたいことや叶えたい夢が

”奇跡的にすべて実現できる”のならいいと思います。

 

素晴らしいことです。

 

でも、あなたが現在「夢がない」と悩んでいるということは、

あなたの夢や、やりたいことが

”たまたま”今ある職業の中には「これ!」と

ピッタリ当てはまるものがなかったということかもしれません。

 

であれば、「夢=職業」という形に無理に落とし込む必要はないと私は思います。

 

 

また、「夢」=「職業」と考えてしまうと、

その職業についた瞬間、

あなたの夢は終わってしまうこと意味しています。

 

「○○(職業名)になりたい!」という人は、

実際にその職業につけた瞬間は、

「よっしゃぁあ!夢が叶った!」となりますが、

同時にその人の夢は、一区切りついてしまうのです。

 

つまり、「〇〇(職業名)になりたい」という夢は、

その職業につけた瞬間に、そこでひと段落ついてしまうが故に

 

「なりたかった職につけた。

けれど、これで終わりじゃないから、

とりあえずこの業界で一人前になるのを目指して頑張ろうかな」

 

と、夢に見ていた職業になれた瞬間、目標が曖昧になってしまう可能性があるのです。

(わたしは、決して「具体的な職業を夢にするな」と言っているのではありません。

ただ、「夢=職業」と思考をロックし、視野が狭くなっているかもしれないので、

もう少し自由で柔軟に考えてみては?と思うのです)

 

 

私は、この人生でいったい何をしたいの?

 

これくらいシンプルに考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

夢は立派じゃないとダメ

 

これも本当に多いのですが、

夢=崇高な使命というイメージ持ちすぎている中高生も多いです。

 

「私はこれを成し遂げるために生まれてきたんだ!」

そう心から思えるほどの「使命」とも言えるような夢。

 

あるいは、誰もが「すごい!」と認めてくれる世界的に意義のある偉大な夢。

 

このような立派な夢を見つけなければならない!

そう思い込んでしまう中高生はかなり多いです。

(同時に、あまりに壮大な夢を掲げてしまうと「自分にはできない」とハナから諦めてしまいます)

 

 

例えば、あなたは以下のような夢が”欲しい”のかもしれません。

 

  • 起業して世界にインパクトを与えるとか
  • 国のリーダーになって社会問題の解決に大きく貢献するとか
  • 世界的に権威ある賞を獲得するような研究者になるとか
  • スポーツの世界で大谷翔平のような世界的スターになるとか

 

 

もしかしたら、ここまで壮大な夢ではなくとも、

ある程度、社会やみんなから「すげー!」と認めてもらえるような夢でなければ、

おそらくあまり気乗りしないはずです。

 

 

なぜか?

 

それは

「俺ってこんなにすごい夢を持ってるんだぜ!」

と、みんなからキラキラした人だと思われたいし、

また自分自身が「私はキラキラしたすごい人間だ」と思い込みたいからです。

 

言ってしまえば、私たちは「夢」そのものが欲しいわけではありません。
夢を追いかける”キラキラした自分”になりたいのです。

 

より厳密にいうと

「夢」を見つけることで

自分を”価値ある存在”だと思いたいだけです。

 

 

だから、ぶっちゃけ

自分が価値ある存在、特別な存在だと

実感できるのであれば、

必ずしも「夢」を見つけなければダメだということはありません。

 

学校の勉強をとにかく頑張るでもいいし

部活や趣味に打ち込んでみるでも

大好きなあの人に告白して素敵な恋人を作るでも

なんでもいいのです。

 

要はあなたが「俺(私)ってイケてるかも!」と思えればなんだって構いません。

 

というか、勉強でも部活でも恋愛でも

それを「夢」だと言ってしまってもいいくらいです。

 

いやいや、私には頑張りたいことが何もないんです!

そう思われるのなら、おそらくあなたはまだ

立派な「夢」を見つけることで自分の価値を証明しようとしておられる

のだと思います。

 

・立派な夢さえあれば自分に自信が持てる

・本当にやりたいことが見つかれば自分を「特別」だと思える

 

そんな思い込みがあるから、夢を探そうとしても

 

自分が素直にやりたいこと、興味があること”ではなく”

みんなから認めてもらえそうなこと、すごいと思われそうなこと

ばかりに目がいってしまうのです。

 

でも、そんなすごいことは到底実現できそうにないから、

余計「やっぱり自分はダメなんだ」と落ち込むことになりかねませんし、

結局、自分に嘘をついているのでモチベーションも上がりません。

 

夢はあなたが誰かに認めてもらうための”道具”でもなければ、

社会的に見て立派である必要もないのです。

 

シンプルにあなたが

「こうなりたい!」「こうしたい!」

と思える。

 

そんな純粋な想いはどこから湧き上がってきますか?

 

そこにあなたの夢を見つけるヒントが隠されています。

 

 

まとめ

 

あなたの夢が見つからない2つの原因(思い込み)は、以下の通りです。

 

  • 夢=具体的な職業でなければならない
  • 夢は立派じゃないとダメ

 

結局、あなたの夢が見つからないのはあなた自身の「間違った思い込み」が原因です。

 

  • 将来の夢が決まっていない自分はダメなやつだ
  • そろそろちゃんと将来について考えなければならない
  • 人に誇れる立派ですごい夢じゃないといけない
  • 将来の夢や目標を持たずにボケーっと生きていてはダメ
  • 将来や進路をしっかり考えていない自分はこのままじゃヤバい
  • 将来について考えて、親や先生に見損なわれたくない

 

そんな変な思い込みにとらわれるから、どんどん焦って

狭い世界にしか目がいかなくなってしまいます。

 

いいですか?

現状、夢が見つからないからと悩む必要は全くないのです。

 

いえ、そもそも「夢が見つからない」というのが間違っているかもしれません。

 

正確に言えば、

”あなたがこれまで見てきた世界の中には”自分の夢はなかった。

だけなのです。

 

そもそも、私たちはこの世界のことをほとんど何も知りません。

大人になり、ある程度色々な経験をしてきている私ですら、

ほとんど世界のことは知らないに等しいのです。

 

であれば、中学生や高校生のあなたは

世界のことを「まだ何もしならない」と言っても決して大げさではありません。

(むしろ、たかだか10年ちょっとの人生で、世界のことを知ったと考えることのほうがおかしいです)

 

あなたの生きる”あまりにも小さな世界”の中から

「自分の夢」を無理やり見つけ出そうとしても、無理があるのです。

 

例えるなら、ポケモンの世界で最初の街「マサラタウン」から一歩も出ずに

「伝説のポケモン」を探すようなものでしょうか。

 

つまり、あなたの夢が見つからないのは、

ただ単にあなたが世界を知らないだけなのかもしれません。

 

でも、より広い世界を見ようと思ったら

 

  • 将来の夢が決まっていない自分はダメなやつだ
  • そろそろちゃんと将来について考えなければならない
  • 人に誇れる立派ですごい夢じゃないといけない
  • 将来の夢や目標を持たずにボケーっと生きていてはダメ
  • 将来や進路をしっかり考えていない自分はこのままじゃヤバい
  • 将来について考えて、親や先生に見損なわれたくない

 

こんな思い込みに頭を支配されている限り、無理です。

 

もちろん、思い込みや価値観って「直して」と言って

すぐに直せるものでもないですが、

幸いあなたはまだ若い。

 

大人になって20年も30年も間違った思い込みを前提に生きてしまうと

その思い込みを克服するのは困難ですが、

その点、若い中高生のあなたたちは、まだ社会の常識や価値観に染まっておらず、

いい意味で思考や価値観が凝り固まっていないので、

今から変わろうと思えば、どうとでもなります。

 

この記事があなたの夢に対する間違った思い込みを

少しでも改善し、あなたが夢を見つけるきっかけになれば幸いです。

 

よろしければ以下の記事もあなたの夢を見つけるのに大いに役立つと思いますので

是非参考にしてください。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

追伸

とは言え、最終的には”行動しなければわからない”ことだってあります。

 

自分が本当に情熱を持てる夢

社会的に認められる意義のある夢

自分にしかできない(=自分の能力を十分に発揮できる)夢

 

多くの中高生はそのような理想の夢を見つけようとしますが、まず見つかりません。

 

なぜなら、結局やってみない限り、その夢が理想的かどうかなんてわからないからです。

 

やってみたら「なんか思っていたのと違った」というのはよくある話ですが、

モヤモヤ悩んでいるだけでは何も起きません。

(実際、これまで悩むことで何か変わりましたか?)

 

だからこそ、現実を見るため。という意味でもとりあえずやってみるのはオススメです。ただ憧れているだけでは何も始まらないのです。

 

もちろん、逆のパターンもよくあります。

つまり、あまり期待してなかったけど、

やってみたら意外と楽しくて、ハマってしまった。

という予想外の形で夢が見つかるパターンです。

 

 

夢を見つけたいなら、何かしらの行動を起こすべし

 

 

というありきたりな結論を申し上げる気は無いですが、

悩んでも夢が見つかるわけではない。

ということを”理解”していただければ、夢がないと悩むことそれ自体はなくなる(減る)はずです。

(行動するための一歩踏み出す方法として、私が先ほど申し上げた「誰かに貢献する意識」を持つことだったりが、有効になると思います)

 

それでは、改めまして最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

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