科学的に幸福になる方法!最先端研究で導きだされた「考えすぎない人」の考え方

 

最近、本屋で面白い本を見つけまして、

それがこの本!

 

最先端研究で導きだされた「考えすぎない人」の考え方

 

 

 

この本は、何をするにしても考えすぎてしまうわれわれ現代人に

あまり悩みすぎず、もっとラクに生きていく方法

科学的に効果が見込めるものだけを厳選して教えてくれます。

 

例えば

 

  • 不安に襲われた時の対処法
  • なかなか選択できない人が1秒で物事を決断する方法
  • 悩みや不安を軽減し、幸福度を上げる方法

 

このような方法について、世界中の有名大学などの研究を基に

科学的に導き出された”明確な答え”を指し示してくれるのです。

 

このようなジャンルや内容にありがちな

「人生限りあるから今を生きよう!」

「不安や悩みにとらわれないようにしよう!」

みたいなフワフワとした答えは一切ありません。

 

科学的にこういう研究が実証されているから具体的に〇〇してください!

明日から即実践できるような解決法を提示してくれるのです。

 

 

 

今回は、実際に本書で紹介されていた具体的な研究と対策法を交えながら、

考えすぎないで幸福な人生を生きる方法についてその概要を話していこうと思います。

 

もちろん、この記事でその方法の全てを網羅することは到底できませんが、

少なくともその方向性くらいは示せたらなと思います。

 

それでは、早速いって参りましょう!

 

プロフィール
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慶應義塾大学卒後、就活をサボって失敗し、就職偏差値50以下の小売企業に就職。第二新卒でコンサル業界に転職し、年収200万円アップ!30歳前後で年収1000万円到達の見込み!第二新卒転職・コンサル転職の情報を発信してます。

考えすぎてしまう現代人

 

そもそも、なぜ本書『最先端研究で導き出された「考えすぎない人」の考え方』が、われわれ現代人にこそ、読んでいただきたい一冊であるかというと

あまりに多くの現代人は、考えすぎ・悩みすぎだからです。

 

幸福に必要なことは、心身が集中することである

 

本書でも紹介されていたのですが、ハーバード大学の心理学者キリングワースらの研究がこれを証明しています。

彼らは、多種多様な国籍や年齢層の人々を5000人ほど集め、

「今何をしているか?」「いま何を考えているか?」などを質問した結果、

46.9%もの人が「今やっていることとは関係のないことを考えている」ことが分かりました。

 

そして、この実験の面白いところは、「やっていること」と「考えていること」が一致している人の方が、より幸福を感じているということが明らかになった点です。

要するに、目の前のことに集中していないと人は幸福を感じづらく、今目の前のことに集中している時、われわれは幸福を感じるということです。

 

悩みや不安こそが、まさにその「今目の前のことに集中していない状態」であり、

余計なことを考え、勝手に恐怖や心配に頭を支配されてしまいます。

 

逆に、目の前のことだけに意識を向け、今この瞬間を生きることができれば、

人は”たとえ何をやっていたとしても”幸福を感じるものです。

(あなたも趣味に熱中しているときなどは、最も幸せな時間の一つでしょうし、

それこそ仕事や勉強などのあまり気乗りしないことであっても100%そのことに集中しているときは、

特に苦痛を感じないばかりか、ある種の達成感や幸福感さえ感じた経験はあるのではないでしょうか?)

 

そして、この目の前のことに集中できない原因、考えすぎてしまう要因の一つは「情報が多すぎる」ことにあります。スマホ一つで世界中のあらゆる情報が手に入る上、SNSなどで多くの情報が”勝手に”入ってくる状況では、多くの人は「情報に溺れてしまう」のです。

 

そもそも「人間は情報が多すぎると選択できなくなる」ことが科学的に証明されています。

 

オランダの心理学者ダイクスターハウスらの研究によると、まず4台の中古車を用意し、被験者にはその中に1台だけ存在する燃費やエンジン性能が良い高スペックの車を選び出してもらいました。

 

被験者たちは

  1. よく考えて選ぶグループ
  2. 選ぶ時間が少ないグループ(制限時間が設定される)

に分けられますが、この時面白いことが起きます。

 

最初の「エンジン」や「燃費」などの基本的な要素のみについて説明した時は、「1」のグループの方が正答率が高く、両グループともに半数以上が正解を導き出しました。

しかし続いて、説明する要素を12に増やし、トランクの大きさやドリンクホルダーなど細かい部分まで詳しく説明した結果、

「1」のよく考えるグループの正答率は25%を切り、4択なので当てずっぽうで選ぶのと大差ない結果に終わりました。

対して「2」の選ぶ時間が制限されたグループの正答率は60%を超え、変わらず高い正答率を叩き出したのです。

 

つまり、情報が増えた場合、考えすぎないグループの方が正解に至ることができるということです。

 

というのも、情報が増えすぎるとそれらの情報に「優先順位」をつけ、効率的に考える必要があるからです。

よく考えるグループは、十分に考える時間があるからこそ、トランクやドリンクホルダーなどの細かい要素にまで、あれもこれもと検討を重ねていった結果、合理的に物事を選択できなくなってしまったのです。

一方、「2」の選ぶ時間が少ないグループは、時間がないからこそ、例えば燃費の良さや価格などの重要な指標に絞り、正しく優先順位を定めることができたのでしょう。

 

要するに、情報はたくさんあればいいわけでも、考える時間が多ければ多いほどいいわけでもありません。

重要なのは、必要な情報を見極め、優先順位をつけることであり、われわれ現代人に必要なのはむしろ

「いらない情報を捨てること」「考えなくてもいいことは考えない」ことだと思います。

 

例えば、上の中古車の実験でいうならば、トランクやドリンクホルダーの情報といった些細なことではなく、燃費や価格などのより重要なことについて考える時間を使うべきですし、

SNSで流れてくるネガティブなニュースや意味のない情報に一喜一憂するくらいなら、自分にとってより重要な情報や知識を獲得することに労力を費やした方が建設的です。

 

とはいえ、

多くの人は、ネガティブなニュースや些細な物事の情報が自分にとって重要ではなく、捨てるべきだということは言われずともわかると思います。

(実際に捨てられるかどうかは別にして)

 

最も問題なのは、

自分にとって重要な物事(例えば仕事や結婚など)に関する情報だからこそ、

われわれは大量に入手しようとし、考えすぎてしまうということです。

 

続いては、この点について考えていきたいと思います。

 

考えることに意味はない

 

結論としては、それがどれほど重要なことであれ、

考えることにあまり意味はない

というのが最新の研究から導き出された「科学的な答え」です。

 

本書『最先端研究で導き出された「考えすぎない人」の考え方』は、世界中の様々な研究が紹介され、各トピックごとに科学的に正しい考え方や生き方を指し示してくれています。

その中でも、私が最も独創的でインパクトのあったと衝撃を受けた研究の一つにシカゴ大学で行われた「コイン投げサイト」の実験があります。

 

この実験ではまず、「コイン投げサイト」という架空のウェブサイトを作り、閲覧者たちに「今決めかねていること」を書き込んでもらいます。

(例えば、「仕事を辞めるべきかどうか」や「離婚すべきかどうか」など)

 

そしてその後、サイト上でコインを投げて「表」が出れば「実行」、「裏」が出たら「実行しない」というメッセージが表示されるというだけのシンプルな実験です。

 

しかし、このサイトを利用したユーザーがその後、実際にその通り決断したのか、またその結果人生がどう変わったのかを追跡調査したところ、

コイン投げの結果が表だろうが裏だろうが”何かしらの決断を下した人”は、半年後の幸福度が高い

ということがわかりました。

 

つまり、「会社を辞めるべきかどうか」という悩みを例に出すと

思い切って「会社を辞める」という決断を下した人も

「やっぱり、今の会社で頑張ろう」と決意を固めた人も、

同様に幸福度が高まったのです。

 

加えて言えば、

書き込まれた悩みとしては、「今の仕事を辞めるべきか」や「離婚すべきか」などの”人生に重要な決断”についての悩みが特に多かったそうですが、

なんと63%もの人がコイン投げの結果に従って決断を下したことが明らかになっています。

 

彼らの半数以上は、コイン投げという運任せに従って、辞職や離婚という人生の転機とも呼べる決断を下したのです。

(そしてその結果、幸福度が高まったのです←これ重要

 

つまり、とりあえず決断を下すことが何より重要ということです。

 

「正しい決断をしなくては」とか「より良い選択をするために」とウダウダ考える必要はありません。

決断の正しさなんて、せいぜいコインを投げて表が出るくらいの精度で構わないわけです。

 

もっと言えば、決断に正しさなんて必要ありません。

人間は、どんな選択をしても「もしあのとき〇〇していれば〜」と考えてしまう一方で、

「この経験があったからこそ、自分は成長できた!」といくらでも正当化して納得できる生き物です。

 

つまり、どんな決断を下しても、後悔しようと思えば後悔するし、納得して正当化しようと思えばできてしまいます

(例えば、私自身も洋服などを買った際に「どうしてこんな服買ったんだろう」と考えてしまうと同時に「でも、あのときこの服のおかげでこんな楽しい思いができたしな〜」とか思ったりするわけです)

 

要は、心持ち次第なのですから、われわれにできることは

「この選択を後悔しないものにするために全力で頑張る!」と覚悟を決めることくらいです。

 

むしろ、一番やってはいけないのが、ダラダラと考えたり悩んだりすることに時間を使いすぎるがあまり、

いつまでたっても決断を先延ばしにすることではないでしょうか。

 

あなたの人生において重要なことであればあるほど、

多くの情報を仕入れ、「完璧な選択」を求めて考えすぎてしまうかもしれません。

(気持ちは痛いほどわかります。何しろ私自身がそうだったので)

 

でも、一度考えすぎることをやめて、とりあえず何かしらの決断を下しましょう。

一歩踏み出しましょう。

 

そうすれば、少なくとも、いつまでもウダウダ悩んでいるよりは

はるかに幸福を感じることができるでしょうし、

少なからず道はひらけてくると思います。

 

「考えすぎない人」の考え方まとめ

 

今回の『最先端研究で導き出された「考えすぎなない人」の考え方』から学ぶ

「科学的に幸福に生きる方法」をまとめると

 

  • 情報が溢れる現代だからこそ、われわれは考えすぎ・悩みすぎの傾向にあり、返って不幸になっている
  • 幸福を感じる最も効果的な方法の一つは、今目の前のことに集中し、余計な悩みや不安を頭の中から締め出すこと
  • どんな決断であれ、決断それ自体が重要であり、われわれの幸福度を高めてくれる

 

本書『最先端研究で導き出された「考えすぎなない人」の考え方』の中でも、特に重要な点にフォーカスし、

「科学的に幸福に生きる方法」の大まかな方向性くらいは指し示すことができたかなと思います。

 

要は、「考えるな!選択(決断)して集中しろ!」と言っているに過ぎないのですが、

その具体的な方法や案については、ぜひ本書を手にとって読み進めてみてください。

 

 

 

 

それこそ「いつまでもウダウダ悩まないで一発で決断する方法」

「目の前のことに集中するためのコツ」なども記載されていますし、

肩の力を抜いてもっとラクに生きるための様々な方法が科学的な根拠とともに紹介されています。

 

例えば、

 

  • よく「考えや夢などを紙に書き出すと魔法の力が発揮される…」と言われますが、その科学的な根拠について
  • 私たちの感情を自由自在にコントロールする最も簡単な方法とは(われわれの感情はそれ自体を制御しようとすると非常に難しいですが、ある外的な要素に注目すれば驚くほど簡単にコントロールできます)
  • 日々、これまでの常識がひっくり返る新たな発見がある「脳科学」の世界において、長い間一貫して「有効」だと言われ続けている”脳を活性化する唯一の方法”
  • 私たちの幸福を決定づけるたった一つの重要な要素とは(お金も仕事も関係ありません。その他の要素がどんなに豊かであっても、これが欠けているだけで幸せな人生とは程遠い毎日を過ごすことになりかねません)

 

これらはほんの一部で、本書には他にも「幸福に生きるためのヒント」が満載です。

 

私自身、まだまだ「考えすぎたり、悩みすぎてしまう」ことはありますが、その度に本書を読み直して

「こんな時はこうしよう!」とパッと気持ちを切り替えることができるようになりました。

(科学的な研究に基づいた明確な”答え”を提示してくれるため、一切の迷いなく「何をすればいいか」が分かります)

 

まさに「現代を楽しく生きぬくためのバイブル」として

本書『最先端研究で導き出された「考えすぎない人」の考え方』を

興味を持った人は、是非手にとってみてください。

 

 

 

 

 

追伸:本記事で紹介した「研究」や「実験」はすべて本書で紹介されていた研究なので、

詳しく知りたいという方や正確な研究について知りたいという方も是非!!

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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