「私なんて」この世のほとんどの悩みはこの言葉から発生していると言っても過言ではないでしょう。
自分を嫌い、自己否定にまみれた毎日を送っていると、夢や希望が失われてしまい、やる気や自信がどんどん低下していくのです。
- 顔がブサイク
- 頭が悪い
- 太っている
- 背が小さい
- 年収が低い
- コミュニケーション能力が低い
- 体が不健康
- 仕事ができない
- 恋人がいない
- 友達が少ない
- ハゲている
- モテない
- etc
人は誰もが非常に多くのコンプレックス(劣等感)を抱えていて、これらを理由に自分を否定し、「私」という存在を嫌ってしまいます。
結果、何をするにしても「こんな私じゃ愛されるわけない」、「自分は何やってもダメなんだ」とふさぎ込み、人生がつまらない、生きていても楽しくないという感情を抱いてしまうのです。
想像してみてください。
自分自身を認め、あなたがあなたの存在そのものを愛し、人生を謳歌している姿を。
何をしていても楽しくて仕方がなく、ワクワクと充実感に溢れた毎日を。
(そんなことありえない!と思うかもしれませんが、自分を好きになり前を向くことで、悩みは大幅に減り、今より確実に幸せに生きれることは間違いないかと思います)
今回は、「自分を好きになる8つの方法」をあなたにお届けします。
ほとんどの場合、自分を嫌う人は”ただ勘違い”をしているだけなのです。
他人と比べないではいられない現代社会で必要以上に自分を否定し、(実際はそんなことないのに)自分はダメな奴だと思い込んでいます。
実はあなたはダメな人間なんかじゃなく、才能や魅力に溢れた素晴らしい存在だと言うことに気づいてください。
今日はその方法をご紹介できたらなと思います。
「人が持てる力を放棄する最もありがちな方法は、自分には何もないと思うことだ。」
‐アリス・ウォーカー‐
自分を好きになる方法8個
自己イメージが原因だと知る
自分を嫌うということは、「自分なんて」と勝手に自分の価値を決めつけ、自分自身に対してネガティブなイメージを持ってしまうことが原因です。
(しかも、大抵の場合、悪い自己イメージを自分の中で増幅させ、現実の自分よりはるかに低い自己イメージを持っています)
つまり、現実の自分がどうかは関係なく、重要なのは、現実の自分に対し”どんなイメージ”を持っているのかということです。
例えば、「私は顔がブスだから自分が嫌い!」という人は、実際に整形手術をして顔を変えなくても「私って言うほどブスじゃないんじゃない!?」と思えればいいのです。
(逆に、整形をして綺麗になっても自分をブスだと思い込んでいて、自分を嫌い続けるという人はけっこういます)
要するに、ただの勘違い
あなたの価値は他でもないあなた自身が決めているのです。
他人からの評価や過去の失敗が原因だったとしても、自分をダメな人間だと決めつけ、嫌っているのは自分自身なのです。
そして、ほとんどの場合、その判断には主観と偏見が多分に入っています。
実際に誰かから「お前はダメ人間だ!」と言われた経験があるのですか?
仮にあったとして、なぜそんな人間の言葉を真に受け、信じているのですか?
おそらく、他人と比べて今まで生きてきた中で、自分のコンプレックスや失敗から自分を否定し、自分をひどく嫌っているのだと思います。
ですが、それはただの勘違いです。あなたは自分が思っているようなダメな人間でも、つまらない人間でもありません。
魅力と可能性にあふれた素晴らしい存在なのです。
急にそんなこと言われても信じられないかもしれませんが、まずあなたの自己否定は、「現実とはかけ離れた低い自己イメージ」が原因なのだと自覚してください。
それが、自分を好きになるための最初の一歩となるでしょう。
「あなたが同意しなければ、誰もあなたを惨めな気持ちにさせることなどできはしない」
‐エレノア・ルーズベルト‐
好きなことに没頭する
何かに夢中になったり、自分の好きなことやりたいことに必死になっている人間を羨ましいと思うと同時に、キラキラして輝いているなあと感じたことはありませんか?
スポーツでも音楽でも仕事でも何でもいいのですが、自分の好きなこと、やりたいことを見つけて没頭すれば、毎日の景色が変わり、自分自身への見方も大きく変わってきます。
少なくともあなたの人生に確かな充実感と高揚感を与えてくれるので、そんなステキな人生を送っている自分が(以前と比べれば)好き!となる可能性は高いでしょう。
好きなこともやりたいこともない
そうは言っても、好きなこと、やりたいことがなく、何に対しても特別に興味関心を抱かないという人もいると思いますが、
その場合もやはり「自己否定」があなたを邪魔しています。
心の奥底では、好きなこと、やってみたいことがある(本人が気づいているかは別)けれど、「私なんかがやってもいいのだろうか」、「周りの人にどう思われるだろうか」という不安や被害妄想であなたの本心が覆われてしまい、ほんとうにやりたいことに気づいていないのです。
もう逃げるのはやめましょう
自分と向き合うことから逃げないでください。あなたの心を開放し、あなたの人生を自らの手で切り開いていく勇気を持ってください。
「自分なんか、、、」と現実から目を背けることは簡単ですが、あなたが自分を好きになり、人生を変えるためには、自分と向き合うことは必要不可欠なのです。
(自分と向き合うことから目をそらし、現実から逃げれば逃げるほど、自己否定感は強くなり、ますます自分を嫌ってしまいます)
胸に手を当てて、素直にありのままの自分と会話をしてください。
他人の評価や社会のルール、常識はいったん忘れ、あなたが心から望むことに耳を傾けてください。
それが、自己肯定感を高め、自分を好きになる秘訣の1つです。
「木を植えるのに一番いい時期は20年前だった。次にいいのは今である。」
‐中国のことわざ‐
人を愛しましょう
自分を嫌う人の多くは、他者も同様に否定し、この世さえも嫌っていく傾向があります。
にもかかわらず、人から愛されたい、優しく接して欲しいといったわがままな欲求を持つのです。
「世界」=「鏡」
あなたの周りにいる人たち、もっと言えばこの世界そのものは、「鏡」のようなものです。
あなたが笑えば、笑い返してくれます。あなたが愛したのなら、愛し返してくれます。
逆に、あなたが否定すれば、あなた自身も否定されるし、あなたが嫌えば、あなた自身が嫌われることになるでしょう。
(要するに、あなたが誰かにしたことやこの世界に対して抱いている感情は、そのままあなたに返ってくるのです)
愛されたいのなら、まずはあなたが先に誰かを愛してください。
親切にして欲しいのなら、あなたが先に親切な対応を心がけてください。
そして、人を愛し、人に愛されるステキな人生を手に入れたあなたは今よりずっと自分に自信や誇りを持ち、自分を受け入れ愛すことができるようになっているでしょう。
(そもそもの問題として、愛する人たちと楽しく刺激的な毎日をエンジョイしすぎて、そんな悩み(自分が嫌い)などとっくに忘れ去っているかもしれませんが)
人間の悩みのほとんど(少なくとも7割以上)は”人間関係”が根本的な原因にあると言われています。
誰もが人に愛されたいという欲求はあるし、よりよい人間関係を結びたいと思っているはずです。
(しかし、「自分が人に好かれるはずがない」と勝手に決めつけて、人と関わるのを避けてしまう人が多すぎます)
心配しないでください。あなたは自分が思うよりもずっと魅力的で素敵な人間です。
あなたが人から愛されたいと思うように、相手もそう思っているのですから、まずあなたから積極的にコミュニケーションを取ってみてはいかがでしょうか。
(おそらく、意外なほど簡単に自己嫌悪が減り、毎日が明るく色づいて見えるでしょう)
「あなたの進歩を妨げているのは、
あなたが何であるかではなく、
あなたが自分を何だと思っているかである。」
‐デニス・ウェイトリー‐
いつかの自信を取り戻す
「私なんか」と自分を嫌う言葉には、「自信のなさ」が顕著に現れています。
自分に自信が持てないからこそ、何をするにしてもやる気が出ないだけでなく、未来への希望を捨ててしまいます。
(結果、自分はダメなんだと強く思うようになるのです)
逆に言えば、自分に自信さえ持つことができれば、「私は素晴らしい人間なんだ!」と自分を認めて愛することができるようになるのではないでしょうか。
根拠なんかなくていい
そんな簡単に自信を持てたら苦労してないんだよ!と思われた方も多いと思います。
「自分はあらゆる面でダメダメで、自信なんかとても持てそうにない」そう言いたくなるのも分かります。
そんなあなたに言いたいのは、自信に根拠は必ずしも必要ではないということです。
コレだけは誰にも負けない!という確固たる自信を持つことができれば理想的ですが、そんなに得意なことや他人に勝っている要素はない(少なくとも本人はそう思っている)のが現実です。
子供のころを思い出してみてください。自分こそがこの世界の主役だと信じ、目を輝かせていたあの頃を。
確固たる根拠などなくて構いません。なんとなくでいいのです。
あなたの可能性や偉大さを信じる、いや、思い込んでください。
言ってしまえば、この世のすべての自信は”勘違い”にすぎません。絶対的な自信家の偉大な英雄になるか勘違いヤローの空想家になるかは紙一重の差です。
他人にどう思われるかを気にするのはやめてください。くだらない他人の評価で自分の価値を計らないでください。
あなたの価値を決めるのは、他でもないあなた自身です。あなたは、「あなたが思ったあなた」になるのです。
(あなたが、いつの日か根拠のない自信を確信に変え、自分を心から誇りに思えるときが来ることを願っています)
「自分ならできると信じれば、半分は終わったようなものだ。」
‐セオドア・ルーズベルト‐
長所だけを見る
おそらくあなたは、他人に言われた自分の欠点や、誰かより劣っていると感じた過去の出来事ばかりに目を向け、劣等感にとらわれ自分を否定しているのだと思います。
ですが、悪いところだけを見て、自分を貶めるようなマネをしてはいけません。
あなたが見るべきは、あなたのいいところ、あなたの素晴らしい点だけで十分です。もしかすると、あなたが思っている自分の短所さえも見方を変えれば長所に変わるかもしれません。
(例)どんくさい(短所)<=>マイペースで落ち着いている(長所)
私にはいいところなんて何もない?
いいえ、そんなはずはありません。人は誰もがその人にしかない特別な才能と偉大性を秘めています。
もちろん、まだあなたの才能は潜在的なものかもしれません。
しかし、あなたが自分自身の可能性に目を向けなければ、一体だれがそのダイヤの原石を見つけ、輝かせるというのでしょうか!
どうか自分の可能性に蓋をし、あなたの人生を、あなた自身を、自らの手でひどくつまらないものにしてしまうのはやめてください。
イイトコメガネをかける
自分のいいところ(長所)に目を向けるのと同じくらい重要のなのが、「他人のいいところ」にも目を向けてあげることです。
というのも、「あなたが良く関わる人の平均値があなた」と言われるくらい、周囲の人から影響を受けているからです。
勤勉な人たちと一緒にいれば、あなたも勤勉になるし、行動力のある人たちと共に過ごせば、あなたの行動力もUPします。
つまり、あなたが他人のいいところに目を向けることで、あなた自身もその要素をインストールすることができるのです。
(逆に、他人の短所ばかりに目がいく人は、知らないうちにそのマイナスな部分をもインストールしてしまいます)
あなた自身がそうであるように、自分のいい面を見つけ、評価してくれる人に悪いイメージは持たないでしょうし、誰からも好かれることでしょう。
ステキな人たちに囲まれ、日々刺激し合える関係を築ければ、あなたはもっと成長し、自分を徐々に認め、好きになることができるかと思います。
「私たちは自分が思った通りの人間になる。」
‐アール・ナイチンゲール‐
挨拶をする
「自分を好きになりたい」という願望は、言い換えれば、「自分を愛して欲しい」という欲求だと言えます。
人は誰もが「自分を認めて欲しい、受け入れて欲しい」という承認欲求を持っていて、「認めてもらえない(愛してもらえない)自分はイヤだ、嫌い!」となってしまうからです。
(もし、あなたが世界中のみんなから愛されるような人間だったなら、自分を嫌うはずなどないと思いませんか?)
要するに、自分のことを好きになれるくらい魅力的な人間になれば、自分を愛してもらえるという思考が、自分を嫌うことの根底にはあるのです。
結局、怖いだけ
いいですか、よく聞いてください。あなたは結局のところ、ただ”怖いだけ”なのです。
私を受け入れて欲しい、、、でも、私なんかじゃ、、、と自分を嫌うことで、誰かに嫌われることを避けるための言い訳にしているにすぎません。
人から拒絶されるのが怖いから人を拒絶しているのです。
そうすれば、傷つかなくて済むから。
怖がらないでください。
あなたが人に嫌われたり、拒絶されたりするのが怖いように、相手も恐れているのです。
あなたが心を開けば、相手も安心して受け入れてくれるでしょう。
そして、相手に受け入れられている、愛されている実感を強く持つことができれば、自然と自分も受け入れ、愛せるようになります。
あなたが「こんな私なんか」と自分を卑下し、心の壁を作っている限り、自分を愛してもらうことも、自分を愛することもできないでしょう。
そうですね。
まずは、「積極的に挨拶をする」ことからでも始めてはいかがでしょうか。
「世界を良くしようと思ったら、誰だってすぐに始められるというのは、なんてステキなことでしょう。」
‐アンネ・フランク‐
NOT 完璧主義
「俺なんか」、「私なんて」と思う人の多くは、自分に”理想を求めすぎている”傾向が非常に強いと言えます。
私はこうあるべき!というプライドや意地が自分の心の多くを支配していて、ありのままの自分を到底受け入れることができないのです。
完璧主義はやめましょう。
100点満点の自分を追い求めすぎると、現実の自分とのギャップに失望し、自己肯定感(自分へのイメージ)がさらに低下してしまいます。
(加えて言うと、「理想の自分」を追求することに時間を消費してしまうと、あなたの人生において本当に重要なことを何もできないままこの世を去ることになってしまいます)
80点はいい?悪い?
例えば、テストで80点(100点満点中)を取ったとしましょう。
Aさんは、その点数を喜び(もしくは受け入れ)次回のテストに向けて勉強を始めました。Bさんは、その点数にショックを受け、「どうすれば100点が取れるのか」を考え、次回に備えました。Cさんも同様に点数にショックを受けたのですが、「もう無理だ」と心が折れて次回のテストは受けませんでした。
「80点」を「自分」に置き換えてみてください。
「自分を嫌う(完璧な自分以外は認めない)」ということは、Cさんと同じで、自分の未来や可能性をあきらめるということです。
Aさんみたく、自分を受け入れ、愛すことができれば理想ですが、Bさんのように、今の自分のコンプレックスをバネにして、自分を高めようと努力を積むことも非常に素晴らしいことだと思います。
90点でも自分を否定し、失望する人もいれば、50点しかないけど自分を受け入れ楽しそうに生きている人もいるのです。
(あなたはどちらの人間になりたいですか?)
「考え方を変えれば、あなたの世界が変わる。」
‐ノーマン・ビンセント・ピール‐
”いい意味で”割り切る
どれだけ「自分を好きになるには、自己イメージを改善するべき」、「あなたは素晴らしい人間だから自信を持って!」と言ったところで、自分を否定し続け、自己嫌悪が止まらない人もいます。
その場合は、もうそういったものだと”割り切る”しかないのではないでしょうか。
「自分はダメなヤツだから仕方がない」そう言い訳をして、さまざまなことから逃げる口実にしている人が多すぎます。
自分を否定し、嫌うのは結構ですが、それを「行動しない」理由にしてはいけません。
奇跡を待つのはやめにしませんか
「いつか奇跡が起きて僕の人生が変わるかもしれない」とあり得もしない空想に現実逃避をしていても何も変わりません。
あなたが行動しない限りあなた自身を変えることはできないのです。
気づいていますか。
私たちがこの世に存在できる時間は、それほど長くないということに。
もしかしたら、「私なんか」と自分を嫌い、自分と向き合うことから逃げている間に、この世とお別れすることになるかもしれません。
「どうしても自分を好きになれない、どうすればいいのか」と悩んで時間を無駄にするくらいなら、あなたの人生にとってもっと重要なことに集中し、実際に行動してみてはいかがでしょうか。
自己否定やコンプレックスはときに強力な自分の武器となります。
今は別に自分が大嫌いだったとしてもいいではないですか。
24時間365日幸せな人間などいません。真の幸福を得るためには、苦しむこと(犠牲)も、時には必要なのです。
いつの日か「あのとき苦しんだおかげで今がある!」と笑い、自分を愛することができれば十分ではないですか?
「自分を愛すること」はとても重要なことですが、それが人生のすべてではありません。
どうか、自分を否定し、自分をあきらめることで、人生から逃げる言い訳にするのだけはやめて欲しいと思います。
「風が役に立たなければ、オールを使えばいい。」
‐ラテンのことわざ‐
自分を好きになる方法まとめ
いかがだったでしょうか。
何か一つでもあなたの中で、新たな発見や思考が見つかったなら幸いです。
今回の「自分を好きになる方法」の共通点としては
- 「自分なんか、、、」はただの”勘違い”にすぎない
- 自分を嫌うことを言い訳に現実から目を背けたいだけ
ということが言えると思います。
いいですか。
自分を好きになるのは、それほど難しいことではないのです。
ただ、自分自身が可能性と魅力に満ちた素敵な人間なのだと気づき、現実を変えるための”具体的な”一歩をふみ出せばいいのです。
あなたが新たな人生をスタートさせ、あなた自身を心から愛せるときが来ることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「私の人生は楽しくなかった。だから私は自分の人生を創造したの。」
‐ココ・シャネル‐