ピカソ「この小さな傑作をかけるようになるまでに30年かかった」

世界的な画家、パブロ・ピカソの有名な逸話の1つにこんなものがあります。

「ミスター・ピカソ!」

街中で彼を見かけたとある女性は、急ぎ足で声をかけました。

そして一枚の紙を取り出してこう言います。

「大ファンです!もしよろしければ、

ちょっとした似顔絵を私に書いていただけませんか?」

ピカソは喜んで紙を受け取り、ササッと似顔絵を書き上げました。

そして、ニッコリと笑ってこう返します。

「百万ドルになるよ」

女性は驚きました。

「え、でもミスターピカソ。

その小さな傑作を書き上げるのに30秒もかかってないじゃないですか。」

ピカソは微笑んでこう言いました。

「その小さな傑作を書けるようになるまでに、私は30年かかったんだ。」

偉大さに到達する方法

「その小さな傑作を書けるようになるまでに、私は30年かかったんだ。」

我々に勇気と希望を与えてくれる言葉ですね。

ピカソもジョブズもエジソンもマイケル・ジョーダンもイチローもあなたの周りにいる成功者もみんな、

たった一日で偉大さに到達したわけでもなければ、一回のチャレンジで頂点に上り詰めたわけでもありません。

それこそ、こちらの想像をはるかに上回るほど、

失敗して、試して、挑戦して、また失敗して・・・そうやって、一歩一歩歩みを進めた結果、

私たち凡人から見れば、とんでもないところにまで至ることができたのです。

バスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンはこんなことを言っています。

「僕はキャリアを通じて、9000回以上のシュートを外した。

300回近い試合にも負けたし、

勝利を決するシュートを託され、外したことは26回もある。

人生で何度も、何度も、何度も失敗してきたんだ。

でも、だからこそ成功できた。」

確かにジョーダンには才能があったのかもしれません。

普通の人が、10回で成功できるようになるシュートを、

たった3回のトライで自分のものにしてしまったかもしれませんし、

生まれつき、人より高く飛んだり、人より早く走れたかもしれません。

でも、「俺にはマイケル・ジョーダンのような才能はないし」と言って、

諦めていく人たちは、ほぼ100%、ジョーダンほどの鍛錬を積んでいません。

ジョーダンが、バスケットボール選手として、何万本もシュートを放ち、

生涯では、数十万、数百万のシュートを打ってきたのに対し、

彼らは、一体どれだけの努力を積み重ねてきたのでしょうか。

才能のない人間が、天才よりもはるかに少ない努力しかして来なかったにもかかわらず、

自分を無理やり納得させるために、こう口にします。

「やっぱり、あいつは天才だから」

「俺には才能がないから」

一体何を勘違いしているのでしょうか。

  • 天才は、神様から授かった才能だけで、一瞬にして非凡さに到達した
  • だから、俺にもある日奇跡が起きないかなぁ

そんなファンタジーの世界に生きている人が、あまりにも多いのです。

でも、それは違います。彼ら(天才)は、

日々の一貫した鍛錬によってこそ、非凡な領域に至ったわけです。

一夜にして巨大なお城を築くことはできないように、

一日二日で偉大さに到達することなど決して不可能なのです。

世界一の投資家、ウォーレン・バフェットはかつてこう言いました。

「私には、高いハードルを超えられるような能力はない。

ただ、誰にでも超えられる低いハードルをたくさん見つけてきただけだ。」

日本が世界に誇るスーパースター、イチロー選手の名言にも、こうあります。

「小さなことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だ。」

習慣の力

イングランドの詩人、ジョン・ドライデンは、習慣の力についてこう言っています。

「初めは人が習慣を作り、それから習慣が人を作る。」

私たちの生活の90%以上は、

日々の習慣的な行動で占められていると言われるほど、

人間は「習慣の生き物」なのです。

つまり、人生を変えるということは、

習慣を変えることに他ならないし、

自分で自由自在に習慣をデザインしていくことさえできれば、

あなたの人生は、思うがままということです。

「でも、私は三日坊主で、何事も続いたことがない(><)」

それは、あなたがただ「悪い習慣」に支配されているからであり、

その「私は何事も続かない」という思考さえも、

あなたの習慣が作り出しているのです。

というのも、習慣になっているのは「日々の行動」だけではないからです。

私たちの思考、選択、人格、それらは全て習慣によって形成されると言われています。

例えば、「自分には才能がない」という思考も、今までの人生で何年、何十年とかけて、

そう信じるように、自分で”思い込み続けてきた結果”にすぎません。

自分は何事も続かないと思っている人は、過去の経験や出来事から

「自分は継続できない人間だ」と思い込んでいるだけで、

実際は、何かしらの習慣を持っているはずだし、

あなたの人生はあなたの日々の習慣によって作られてきたのです。

(まあ、それが「テレビをだらだら見てしまう習慣」かもしれませんが、

習慣には変わりません。人は誰でも、習慣を作る力自体は持ってるのです)

でも、人はすぐに快楽を得られる行為や、

そう思ってしまえば頑張らなくて済む楽な思考が大好きなので、

なるべく、キツくない思考や行動ばかりを習慣にしてしまいがちです。

多くの人は、朝起きてスマホをなんとなく眺めながら会社に行き、

「いかにして仕事をサボるか」を考えながら仕事をこなした後、

家に帰って、テレビやユーチューブをだらだら見て夜更かしして、

人生に不満はないと言えば嘘になるけど、

「人生こんなもんかな」と自分に言い聞かせながら眠りにつく。

そんな思考と行動が習慣化されているのです。

一方、何かを成し遂げる人物は、全く逆の習慣を持っています。

日々、何かにチャレンジし、自分の中の偉大な夢と信念に突き動かされながら、

その瞬間瞬間で”やるべきこと”を淡々とこなすのです。

これは、決して簡単なことではありません。

偉大さに到達できる人は、目の前の小さな快楽より、

将来の大きな喜びを優先できる人間です。

何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならないことを知っている人間です。

「その小さな傑作を書けるようになるまでに、私は30年かかったんだ。」

ピカソは、30年もの間、自分を律し、

あらゆるものを犠牲にしたからこそ、あれほど非凡な存在となったのです。

日々の小さな勝利を収め続けたから結果、ピカソはとんでもない高みに至ったのです。

でも、心配しないでください。

習慣を身につけることは、決して簡単ではないですが、あなたにも私にも必ずできます。

人間は誰もが、習慣を自ら作り出すことができますし、

どんな習慣を身につけるかで人生は決まります。

あなたが本気で偉大さに到達したいと願い、習慣の力をうまく利用することができれば、

いつの日か、ピカソを含む過去の偉人たちと肩を並べることも決して不可能ではないのです。

アメリカ第30代大統領、カルヴィン・クーリッジも継続することの偉大さについて、こう述べています。

「この世に粘り強さに勝るものはない。

才能?

才能があっても成功できなかった例は枚挙にいとまがない。

天才?

報われない天才という言葉は、すでに決まり文句となっている。

教養?

世の中は教養ある浮浪者であふれている。

粘り強さと断固たる信念だけが、無限の力を持つ。」

「かもめのジョナサン」で有名なリチャード・バックの名言にも、こんなものがあります。

「プロの作家とは、書くことをやめなかったアマチュアに過ぎない。」

ピカソのようになるためには

習慣の力を活用して、

私もピカソのような偉大な人物になりたい!というあなたに

習慣化するためのコツを2つほどお教えしましょう。

  • 勇気を持って一歩踏み出す
  • 21日間、意地でも続ける

一つずつ見ていきましょう。

勇気を持って一歩踏み出す

「岸が見えなくなる勇気を持つ覚悟がなければ、

海を渡すことは決してできない。」

アメリカ大陸を発見した偉大な航海者、クリストファー・コロンブスの言葉です。

「美女と付き合えるのは、美女に告白したやつだけだ」とは昔から言われていますし、

野球でも、1塁ベースを離れる勇気がなければ、2塁に到達することは決してできないですよね?

同様に、新たな習慣を手にするためには、

新しいことに挑戦する勇気が必要です。

今までの悪い習慣を断ち切る覚悟が必要です。

それは、確かに恐怖をと苦痛を伴います。

人は皆、コンフォートゾーンと呼ばれる自分が快適だと感じる領域で生きているので、

そこから足を踏み出すことは、本能的に危険だと感じるからです。

それでも、私たちは一歩踏み出さなければなりません。

新しいことに挑戦することをやめ、進化することを諦めた人間の未来は絶望しかなく、

あなたが一歩踏み出さない限り、永遠に人生は変わらないからです。

(いつか奇跡が起きて人生変わらないかな〜と妄想にふけている間は、これまで通りの人生を生きて、そのまま死んでいくのがオチです。私はそういう人たちをたくさん見てきました)

これだけ言っても、おそらく勇気を持って踏み出すことのできる人は、

ごく僅かでしょうし、そういう人から人生を変えていくのです。

今はまだ、どうしても勇気が持てないという人は、中谷彰宏さんのこの名言をよく読み込んで見てください。(きっと何かあなたに響くものがあるはずです)

「したい人、10000人。

始める人100人。

続ける人、1人。」

21日間、意地でも続ける

自転車のペダルは、最初の一歩目が一番重いですよね?

でも、漕いでいるうちにどんどんペダルは軽くなり、

いずれペダルを漕がなくても自転車は進んでいくようになります。

NASAのスペースシャトルも、地上を飛び立ってから地球の大気圏を抜けるまでに、膨大なエネルギーを消費し、

そのエネルギーはなんとその後地球を一周して戻るまでの全エネルギーをはるかに上回るほどだそうです。

要するに、何事も「最初が一番きつい」わけです。

あなたも経験にあると思いますが、何かを習慣化する際は、

最初の数日が最も苦痛できついと言われています。

つまり私たちは、何かを始めるやいなや、

いきなり最大の試練を与えられ、最初に超えるハードルが実は最も高いハードルなのです。

だからこそ、みんな最初のキツさに耐えられず、三日坊主となってしまうのです。

え?この最初のキツさを乗り越えるコツですか?

そんなものはありません。気合いとやる気あるのみです笑

習慣化に必要なのは、小手先のテクニックやノウハウではなく、

「覚悟」です。意地です。根性です。

でも、そんなに深刻にとらえないでください。

あなたが頑張るのは、たった三週間

つまり、最初の21日間だけでいいのです。

なぜなら、人間の習慣が形成されるには

一般的に三週間程度はかかると言われているからです。

(三週間というのは「行動の習慣化」のことであり、

思考や価値観などを習慣化するには数ヶ月〜半年はかかると言われています)

人の脳には、ホメオスタシス(恒常性)と言って、

「今まで通りの私でいようとする働き」があります。

だから、何か新しいことを始めようとすると、恐怖や苦痛を脳に感じるようにし指示しますし、これまで通りの生活を維持しようと必死になるのです。

でも、おおよそ三週間続けてしまえば、

今度はホメオスタシスが新しい習慣の方に働き、

「これをやらないとなんか気持ち悪い」

「ここでやめてしまったら罪悪感がある」と言った感覚を感じるようになるのです。

だからこそ、最初の21日間だけでも全力で頑張ってみてください。

21日経ったらやめてしまってもいいので、

最初の21日間は考えることをやめ(考えたら不安やマイナス思考ばかり生まれるため)、

ひたすら継続することだけに集中するのです。

21日間継続して、一つの習慣を作り上げることができれば、

「なんだ!習慣って自由に作れるじゃん!」と思考も変わっていき、

自分の人生を自由に創造することができるようになりますから。

最後に

今回の話をまとめると以下の通りです。

  • ピカソのように偉大さに至るには、日々の鍛錬こそが唯一の道
  • 人間は、習慣の動物であり、習慣によって人生は決まる
  • 習慣化するコツは、勇気を持って踏み出して、それを意地でも21日間続ける

覚悟だの根性だの、結局習慣ってただの根性論かよ!!

そうです。新たな習慣を作り出すための画期的なノウハウやテクニックなどありません。

もし、そんな魔法みたいな方法があるのなら、

誰もがすでに「自分の思い描く人生を歩めている」はずです。

それほど、習慣の力とは偉大で強力だからです。

そして、そんな人生を大きく変えてしまうような習慣の力を

手っ取り早く手に入れることなどできないのです。

ただ、少しだけテクニカルな習慣のコツもご紹介しますと、

習慣化する際には

”絶対に達成できるというレベルにまでハードルを下げる”ことを

オススメします。

例えば、ブログを書き始める際は

「毎日、1記事書く!」とかではなく、

「毎日パソコンを開いて”1文字でも”書き込む」

くらいに1日のノルマを下げてください。

健康のためにランニングを始めたいのなら、

「毎日2キロ走る」なんて目標で始めるのではなく、

「ランニングシューズを履いて外にでる」くらいから始めましょう。

習慣化する際の最大の敵は、ノルマを達成できなかった時の

「やっぱりダメなんだ」という諦めです。

だから、最初は極端なくらいハードルを下げて、

たとえ、10文字くらいしかブログが進まなくとも、

外に出て家を一周して帰ってきてしまったとしても

「一応、ノルマは達成したな!」と清々しさを感じられるくらいのノルマにするのです。

物足りないくらいで始めて、慣れてくれば徐々にハードルをあげればいいのです。

それでは、あなたが新たな習慣を身につけ、新たな人生を歩み始めるきっかけになれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

困難だからやろうとしないのではない。

やろうとしないから困難なのだ。

セネカ(ローマ帝国の政治家)

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