成功したい!
お金持ちになって、優雅な暮らしを実現させたい!
誰もが一度は夢見ることだと思います。
しかし、「成功したいと願い、必死で働いているにも関わらず一向に成功できる気がしない」と悩んだり、
もしくは「やっぱり平凡な俺なんかに成功するなんて無理なんじゃないか」と諦めそうになったりしている人が大半ではないでしょうか。
成功するためには具体的にどうすればいいのか
なぜわれわれの大部分の人は、社会の歯車として酷使される一生に終わるのか
今日は、その答えを提示し、あなたを成功者へと導いてくれる一冊の本をご紹介したいと思います。
本書の内容は、一見すると抽象的なように感じるかもしれませんが、今のあなたに「何が足りないのか」、「真の成功者になるためにどうするべきなのか」を
限りなく具体的な形で提示し、ひどく曖昧でぼんやりとしたあなたの中の成功イメージを”現実化”する一助となるでしょう。
以下、「本書のまえがき」です。
世の中にビジネス書の類は多い。どれも、成功者の苦労の足取りや、成功のためのノウハウを提供してくれはするが、そのための心構えといったものにまで遡及している本はそれほど多くない。
「心構え」は「人間の精神のあり方」といった一般論的な見方に吸収されてしまうことが多く、ずばり、金儲けをするために当たっての心構えを説いた本となると、皆無に等しい状態だ。
本書は、この最も根本的な問題を、問答の形をとり、だれにでも理解できるような形で書き下ろされたものだ。
出典
『成功の掟ー若きミリオネア物語ー』
著:マーク・フィッシャー
訳:上牧弥生
「夢見ることができれば、それは実現できる」
‐ウォルト・ディズニー‐
ミリオネアが語る成功法則
本書(成功の掟)は、成功を求める一人の青年が、あるミリオネア(億万長者)の老人から「成功の秘訣」を教わる過程を描いたものです。
本来であれば、この青年とミリオネアとの対話や、青年の葛藤と成長など本書の内容をすべて読破することで、成功へのビジョンもより明確になるのですが、
この記事では、わたしが「成功の掟」の中で”特に重要、絶対押さえて欲しい”と思ったところだけをかいつまんで、ご紹介しようと思います。
具体的な目標を設定する
ミリオネアは、成功するためには、「いつまでに、いくら」お金を稼ぎ出すのか具体的に設定することが成功への第一歩だと言います。
そして、それを紙に書き出すことで「形」として残し、その場限りの言葉にならないようすることも重要だそうです。
成功に縁のない類の人間が、気づかずにいることがある。
それは、『人は人生から、自分が求められたものしか受けとれない』ということじゃ。
まず最初にすべきことは、『自分が何を求めているかをはっきりさせる』ということ。
ミリオネアは言いました。
あなたの望みが曖昧であったなら、曖昧な結果しか得られません。
人生にわずかしか望まなければ、わずかしか得られないのです。
(逆に言えば、あなたが自分の望むような人生を送れていないとしたら、あなた自身がそれだけの人生しか要求していないということになります)
まず、あなたが欲しいもの、望むことをはっきりしてください。
成功したいのなら、”稼ぐ金額と期限”を明確に決定するのです。
実際にやってみた方が手っ取り早いかもしれません。
それでは、期限は適当に「1年」として目標設定をしてみましょう。
(実際に紙に書き出してみることをオススメします)
あなたは、今から1年以内に一体いくら稼ぎたいですか?
(人は”求めた分しか受け取れない”ということを肝に銘じて考えてみてください)
300万?
1000万?
1億?
それ以上?
この紙に書かれた金額は、あんたが考えているよりもはるかに大きな意味を持っている。
じつは、これであんたが自分自身にいくらの価値をつけているかがわかる。
300万稼ぎたいと思う人が500万稼ぎだすことはあり得ません。自分が設定した目標以上のことを実現することは不可能なのです。
なぜなら、あなたが設定した目標には、自己イメージが深く関係していて、「わたしは300万しか稼げない」と思っている人間がそれ以上を稼ぎ出せるはずがないからです。
(そうは言っても、「じゃあ、俺は10億稼ぐ!」と強がって決めた金額も適切な目標設定とは言えませんが)
人生の出来事は、それが情緒的、社会的、あるいは仕事上のことであろうと、みな鏡に映った自分の考えなのだ。
(中略)
人生は外的な条件によっていろいろなことが決まるのだ、という幻想の方が受け入れやすいかもしれない。
だが、そうではない。”人生で起こることは、すべて自分の態度によって決まる”、
つまり、自分が思い描いたとおりのものになるということじゃ。
あんたの経験することは、すべて自分自身が引き起こすことなのだ。
だから、もし人生を変えたければ、まず自分自身の考え方から変えなくてはいかん。
- 学歴がない
- 専門的な知識や経験がない
- 今まで何の成功も収めていない
- 仕事ができない人間だ
- 貯金がない
- 人脈もない
- 頭が良くない
- 行動力がない
- 優れたアイデアを持っていない
- 借金がある
- 失業中である
- ニートだから
- etc
私たちは、「成功したい」と思いつつも、自分の外的な条件、現在の状況を見て「とても無理だ」と心のどこかで判断してしまいます。
しかし、本当に成功する人は決してそうではありません。
「自分は成功できる!」と強く確信していて、どんな状況下でも目標(成功)に向かって行動し続けることができるのです。
「人が持てる力を放棄する最もありがちな方法は、自分には何もないと思うことだ。」
アメリカ人作家のアリス・ウォーカーもこう言っているように、「自分にはこれだけしか稼げない」、「自分なんかに成功するなんて無理」と一瞬でも思った時点で、
あなたは自分の可能性と成功する未来を捨てているようなものです。
もちろん、今の自分には想像もつかないような金額を設定したり、現実に即していない目標設定をしろと言っているのではありません。
そうではなく、はじめから「不可能、無理」とあきらめないで、自分の才能と可能性を信じてください。
そして、自分が稼ぎ出せると思える”最大の金額を適切な期限とともに”目標として掲げましょう。
「自分がどこへ向かっているか」
「自分にはどこまで行けるか(また行かなくてはならないのか)」
を明確にし、自信を持って、成功への一歩をふみ出すのです。
どんな偉大な成功者も、まずはそこから始めたのです。
「自分ならできると信じれば、半分は終わったようなものだ。」
‐セオドア・ルーズベルト‐
魔法の言葉を唱える
ミリオネアの言葉です。
ずっと昔から賢人たちは『人間の成長を妨げ、いちばんの障害となるものは、自己の精神的限界だ』と言っている。
その限界をできるだけ広げようとしなさい。それで人生もひらけていく。
あんたをとりまくもろもろの条件も、まるで魔法のように変わりはじめるじゃろう。
断言してもいい
あなたが自分の可能性に目を向け、自分の限界を取り払ったとき、成功への道は確実にひらけると言っています。
何度も言いますが、”あなたはあなたの望んだ自分”になるのです。
なるほど。確かにその通りかもしれない。
でも、限界なんてそう簡単に取り払えるだろうか?
言われて「はい、そうですか」と簡単に実践できるくらいならとっくに成功してるよ!
おそらく、そう思ったのではないでしょうか。
確かに、自己イメージはそう簡単に変えられるものではありません。
(「変えよう!」と決意したところで、あなたの自己イメージは”今までの人生を通して形成されてきたもの”です。簡単に塗り替えられるはずがありません)
そこで、あなたには「魔法の言葉を繰り返し唱える」ということをやっていただきたいと思います。
方法は、もともとひとつしかない。
あんたは百万長者になりたいと願っているのに、けっしてなれない、と自分に言いきかせている。
それと同じやり方でこんどは絶対なれる、と言いきかせればいいのじゃ。
(中略)
信念は、それを言葉に表し、繰り返し復唱することによってもたらされる。
言葉は人間の内面とまわりの環境に対してはかり知れない力を持っているのだ。
「言葉」の力は絶大です。それこそ、あなたの言葉があなたの人生をつくりだしていると言っても過言ではないでしょう。
ウソだと思うのなら、自分の人生を振り返ってみてください。
(心の中で「どうせ成功なんかできない」、「まあ、人生こんなもんかな」と思ったからこそ、あなたの人生はその言葉通りになっているのではないですか)
ほとんどの人は、「言葉」の力をマイナスな方向に利用しているのです。
心の中で思った弱音や、つい口に出てしまったネガティブな発言が、現実として現れているだけの話です。
何事によらず、成功に通じるいちばん大切な秘訣は、それを信じることにある。
達成できる、と心から信じれば必ずや達成できる。
(中略)
子供の頃、いや、大人になってからでも、あんたはいろいろな示唆を正誤の判断なく受け入れて、
自分の潜在意識をだまし続けてきたといってもいい。
明らかに真実でないことも無理やりに潜在意識のなかに植えつけてきておる。
人間の思考とは潜在意識の集積にすぎず、あなたが「私は成功者(お金持ち)に本当になれるだろうか」と考えてしまうのは、
過去の経験や今まで考えたことが”自分は成功できない”という潜在意識を形成し、無意識化であなたが成功できると信じることを妨害しているのです。
そして、潜在意識をぬりかえる最も簡単な方法の1つが「自己暗示」なのです。
自己暗示はわれわれの人生において中心的な役割をはたしている。
それにいつまでも気づかずにいれば、たいていはマイナスの方向ばかりに働いてしまう者じゃ。
だが、逆にこちらからそれを利用する気になれば、
その絶大なパワーをこちらの思いどおりに使える。
「俺ならできる!」でも「私は〇月〇日までに○○万円稼ぐ!」でも何でもいいのですが、
”あなたがなりたい自分、あなたが望む結果”に導いてくれるような「言葉」を繰り返しましょう。
(ミリオネアは一日最低50回は唱えるべきだと言っています。)
重要なのは、何度も何度も繰り返すことです。
最初の内は、とてもその言葉が現実になると信じることは出来ないかもしれませんが、
徐々に潜在意識が塗り替わり、現実味を帯びてくるでしょう。
なぜなら、潜在意識は「現実と空想」の判断をすることができないため、何度も繰り返し唱えることで潜在意識下では、空想と現実が入れ替わってしまうのです。
「日々、あらゆる面で私はますます良くなっていく」
本書でも紹介されているエミール・クエの言葉で、わたしのお気に入りの言葉でもありますが、
あなたに勇気を与える言葉、あなたに夢を見せてくれる言葉を毎日唱えましょう。
(こちらの「やる気がドバドバ出てくる!?最高に元気が出る名言まとめ41」も是非参考にしてください)
半信半疑でもかまいません。
「成功できる」と自分に言い聞かせてください。
そうすることで、必ずあなたの目標は、言葉通り現実のものになっていくのです。
「あなたはそれを可能と考えてもいいし、不可能と考えてもいい。そのどちらもが正しいのです。」
‐ヘンリー・フォード‐
真の成功者を目指す
あなたの中で”成功の確信”が得られるまで、根気強く復唱し、あなたの自己イメージを変えることが何より重要だという話をしました。
潜在意識をつくり変えることができれば、後はあなた自身(正確には、あなたの潜在意識)がすべての困難を克服し、勝手に成功(目標)へ到達することができるでしょう。
しかし、最後にもう1つだけあなたに話しておかなければならないことがあります。
(このことをはき違えると、いくら金銭的な成功を収めたとしても、ひどく不幸な人生を歩むことになりかねません)
それは、「成功」と「幸福」の話です。
みな自分が何を求めれば幸福になれるのかわからないのだ。それで、結局見つからないまま死んでしまう。
(中略)
『もし今夜死ぬとしたら、死の瞬間に今日すべきことはみななし終えた、と自分に言いきかせることができるだろうか?』
(中略)
自分自身がその日のうちにすべきだと決めたことがしっかりできていれば、いつ死んでも悔いはない。
しかし、すべきことを行なっている、という確信を持つためには、
自分の仕事を愛さなくてはならない。
それを楽しめなければ、幸福にはなれないのだ。
自分の本当に好きなことを始めようとしない人間、夢を諦めてしまった人間は、
”生ける屍”だとミリオネアは言います。
本書で例に出てきた世界一の大富豪ロックフェラーのように、
お金に心奪われ、体はボロボロ、50歳になったときにはパンとミルクしか体が受け付けない、
なんてことになっては意味がないですよね?
イヤイヤ仕事をするのはやめてください。
お金にとらわれ、お金に支配された人生を送らないでください。
ただお金を稼ぐだけでは不十分です。
あなたは自分の仕事を愛し、大好きな仕事とともに生きるのです。
心の底から楽しんでいる仕事で、巨万の富を築きましょう。
そんなばかな!
それはただの「夢物語」だろ!
そう思いますか?
もう一度言いましょう。
人生は、「あなたが求めた分だけ受け取れる」のです。
あなたは、あなた自身が望んだ自分になるのです。
「仕事はキツイもの、人生はそんなもん」
そう思う人は、まさにその通りの人生が待っているでしょう。
嫌いな仕事をしつづける者は、二重の苦しみを味わわねばならん。
まず仕事自体が重荷になる。
そしてもっと悪いことに、その仕事は富をもたらしてはくれない。
ほとんどの人たちが、そうやって生きて、そうやって死んでいきます。
「自分にはそんな人生無理かな」という思考(潜在意識)に支配されているのです。
そうはいっても、自分の好きな仕事ってなんだ?
私が成功するために、具体的に「何を」すればいいの?
と思った方。
本書でも、「どういった分野で富を築けばいいかわからない」と悩む青年に対し、ミリオネアはこういいました。
自分の人生と、精神力を信じなければならない。
案じることはない。
まずゴールを決め、富に通じる道へ導くようにと潜在意識に頼めばよい。
まず頼んでみなさい。そして待つのじゃ。答えが出るのに長くはかからん
あなたがするべきことは、自分を信じ、自分の間違った自己イメージを改善する(目標や理念を何度も復唱することを勧める)だけです。
そうすれば、そのためにやるべき”具体的な行動”は自ずと見えてくるでしょう。
そして、お金に満たされるだけでなく、幸福で自由な「最高の人生」を共に歩みましょう
(あなたが心から望み、信じれば、あなたの人生はそれを与えてくれます)
それこそが、「真の成功者」と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。
「人生は自分自身がつくるものだ。これまでも、これからもずっと。」
‐グランマ・モーゼス‐
ミリオネアが語る成功法則まとめ
いかがだったでしょうか。
ミリオネアの「成功の掟(成功法則)」をまとめると以下の通りです。
- 具体的な目標を設定する
- 魔法の言葉を唱える
- 真の成功者を目指す
もう少し言葉を付け足すと、
具体的な金額や期限を定め、あなたの進む方向を決めましょう
あなたの人生はあなたの自己イメージ(潜在意識)が作り出していて、それを書き換えることであなたの人生は大きく変わる(成功できる)
※自己イメージ(潜在意識)を変える方法として、「言葉」による自己暗示が最も効果的!
ただ、その際、お金に支配され、本当に重要なこと(仕事への愛、他人への慈しみ、人生に対する情熱など)を絶対に忘れてはならない
ということです。
繰り返しになりますが、
あなたはあなたが思った人生を送り、あなたが望んだものを受け取っています。
言い換えれば、あなたは自分の人生において不可能なことなど何一つ存在せず、あなた自身がすべてを創造していけるということです。
今、あなたは過去の経験や失敗から間違った自己イメージ(潜在意識)をつくりだし、それに見合った人生を送っていますが、
あなたが成功することを望み、信じれば”確実に”成功できるのです。
是非、今回紹介した「成功法則」を実践してみてください。
(あなたが「効果的だ!」と信じればその通りの結果を得られるのですから)
追伸:今日ご紹介した「成功の掟ー若きミリオネアー」に興味を持った人は、是非手に取ってみてください。
まだまだ紹介しきれなかったミリオネアの成功哲学と深遠な知恵の数々はあなたに大きな刺激と思考を授けると思います。
(個人的には、Amazonで中古品を買えば非常に安価(1円~)で手に入るのでオススメです。)
最後までお読みいただきありがとうございました。
「人間のできることなら何だってできるという気になれば
たとえどんな困難にあっても、いつかは目標を達成できる。
これと反対に、ごく単純な事柄でさえ、自分にはとても無理だと思い込めば
たかだかモグラの積み上げた土くれに過ぎぬものが、目もくらむような高山に見える。」
‐エミール・クエ‐