正しい目標設定とは?自己イメージを高めるアファメーションの心得11

  • 成功したいなら、やりたいことを紙に書き出してみましょう!
  • 目標を周りに宣言したら、勝手に実現しますよ!

よく自己啓発本や成功哲学では、こんなことが語られます。そして、これは確かに一理あるのです。

目標や夢を紙に書き出したり、声に出すことは、そもそも頭の中を整理し、自分の夢や目標を明確にしてくれると共に、実現へのイメージや覚悟が湧いてくるからです。

ただ、単に目標を書き出せばいい、夢を口にすればいいというのではなく、

自己イメージを高め、現実的な行動を伴う

「正しい目標設定」の方法を踏まえていなければ、

「目標は定めたものの、心の底では現状を変えたくない」と無意識で考え、

我々はこれまでの人生(コンフォートゾーン)から踏み出せないままになります。

(だから、目標を掲げたものの現実は何も変わらない…なんてことになるのです)

アファメーションとは、未来の目標宣言であり、自分が何者で、何ができるかという自己イメージを向上させるための、言語を使ったツールです。

今回ご紹介するアファメーション(肯定)とは、自己イメージを高め、自分の目標を明確にすることで、自らの意識・無意識が一体となって目標実現に向かっていくトリガー(呪文)となるものです。

今回は、そのアファメーションを組み立てる際の11の心得をご紹介するので、是非ともあなたの目標設定、そして目標達成への足がかりとしてご使用下さいませ。

出典:『努力はいらない!「夢」実現脳の作り方」

著:苫米地英人

自己イメージを高めるアファメーションの心得11

アファメーションの心得は以下の通りです。

  • 「一人称」で書く
  • 「否定形」を使わない
  • 「現在形」で書く
  • 「〜になりたい」はダメ
  • 他人と比較しない
  • ”アクション”の言葉を入れる
  • ”情動”言葉を入れる
  • 目標を具体的にする
  • バランスを取る
  • 目標に臨場感を持たせる
  • 人に言わない

「一人称」で書く

「上司に評価して欲しい」とか「〇〇ちゃんに好きになって欲しい」のように、他の誰かにそうなって欲しいとか、自分を取り巻く環境が変わって欲しいとかではダメなのです。

当然ですが、他でもないあなた自身の目標なのですから、主語はあなた自身です。「ある日、奇跡が起きて人生変わらないかな」という空想に浸り、神頼みのような夢や目標を持つ人がいますが、世界が変わる、あるいは誰かが自分を助けてくれるのを待っているだけでは何も変わりません。

例えば、ディズニーの有名な映画「シンデレラ」は、長い間辛く苦しい日々を送っていたのに、ある日突然魔法使いが現れ助けてくれ、王子様に見初めてもらう話ですが、このシンデレラストーリーに憧れた世の女子たちの多くは「いつか、白馬の王子様が私を救いに来てくれる」と”願っていれば誰かが救い出してくれる”と思っています。

これは夢でも目標でもなんでもなく、ただの「現実逃避」であるばかりか、自分のコンフォートゾーンが”辛い現状”に定まってしまっているため、万が一奇跡が起きて王子様が助けに来てくれたとしても「無意識的に現状を維持しようとする力」が働き、自ら救わ”れない”方向へと突き進んでいく場合が少なくないのです。

だから、周りが変わるのを期待するのではなく、他でもない自分自身の手で目標を実現させていく(そのために自らの中に変化を起こす)という意識を持ちましょう。

世界を変えたいなら、まず自分が変わりなさい。

マハトマ・ガンジー(インド独立の父)

「否定形」を使わない

「こうしたくない、こうしない」ではなくて、常に「こうしたい、こうありたい」で考えること。何かから「離れていく」というのではなく、常に目標に向かって「向かっていく」というポジティブ、積極的なイメージを持つことが重要です。

例えば「痩せる」ではなく「美しいボディになった自分」をイメージする、「タバコをやめる」ではなく「健康的な生活を送り、毎日が充実している」イメージを持つことが重要です。

というのも、「痩せる(太っている自分を変える)」とか「タバコをやめる」といった否定形のアファメーションを使うときに、現状の太っている自分やタバコを吸っている自分を”まったくイメージしない”ことは不可能に近いからです。

否定形の言葉を使うとき、少なからず現状のネガティブな要素が喚起され、言葉そのもののイメージが無意識のうちに「現状を肯定する」ように働いてしまうのです。

また、我々の多くは日頃何かネガティブな出来事があると「しまった!」とか「まずい!」とかついつい口走ってしまいますが、これもネガティブなセルフイメージを作り出すため、例えば失敗した時は「おやっ?自分らしくないな」とあくまでプラスの自己イメージを軸に思考し、その発する言葉一つ一つも気をつけていく必要があるのです。

(逆にうまくいったときは、「うん、当たり前」というように自分に対するポジティブなイメージを最初は意識的に、いずれは”無意識”のうちにまで浸透させていくことが、自己イメージを高める秘訣です)

自分ならできると信じれば、半分は達成したようなものだ。

セオドア・ルーズベルト

(アメリカ合衆国大26代大統領)

「現在形」で書く

「将来、社長になる」とか「大金持ちになる」とかいった未来系の文章を書くのはダメです。なぜなら、「未来にこうなる」というのは、無意識にとっては現状肯定につながってしまうから。現状を肯定していたのでは、先に進めません。現状を否定し、現状と異なる新しい自己イメージを肯定しなくてはならないのです。

(中略)

ただし、人は自分がまったく知りもしないこと、経験していないことを事細かにイメージすることはできません。そこで、到達するゴールから逆算して、少なくとも今、これをやっていなければいけない、こう考えてなければいけない、といったイメージをなるべく具体的に作り、「現状がそうである」と認識するのです。

「〜になる」「〜する」ではなく、「〜である」「〜している」というように現在形を用いて、”既にそうである”かのようにアファメーションすることは特に重要です。

アファメーションを正しく行うポイントは、新しい自己イメージにいかにして”臨場感”を与え、その”未来が当たり前”であるかのような状態を作り出すかです。

だから、「〜になる」という未来の言葉は否定形と同じで、無意識の中で現状を肯定するイメージを創発させてしまいます。そうではなく、既に自分は「〜である」と目標達成したイメージの中に入り込み(臨場感)、現状とのギャップを作り出すことで、自己イメージを書き換え、さも「〜である」ことが当然かのように無意識は感じ、そういった未来を作り出すのです。

ただ、そうはいってもなかなか現状とはまったく違ったイメージに対し、臨場感を持つことは難しいと思うので、目標達成から逆算し、少なくとも今はこうなっているべきこうしているはずだという”目標を実現するために、自分は今こうあるのだ”というイメージを具体的に作り、アファメーションすることで新しい自己イメージの定着を図るのです。

例えば「起業して大金持ちになること」を目標とする場合、現状の自分とは180度違った世界であると感じてしまい、なかなか臨場感のある目標に思えないかもしれません。だからその場合は、仮にあなたが学生だろうと主婦だろうと職がなかろうと、「起業して成功する」ためには自分は何をすべきなのか、現状どうあるべきなのかを考え、「自分は今、起業して大金持ちになるためにバリバリ準備をし、毎日目標に向かって前に進んでいる」というイメージを持つこと、そのための言葉をアファメーションすることが大切だと言えるでしょう。

私の人生は楽しくなかった。

だから私は自分の人生を創造したの。

ココ・シャネル(「CHANEL」の創設者)

「〜になりたい」はダメ

前の項と同じですが、「社長になりたい」や「大金持ちになれる」といった表現、英語で「will」「can」「want to」などを使う表現はダメです。「私は〜になります」ではなくて、「私は〜です」と言わなければなりません。

「〜になりたい」とは、現在の自分を否定し、今はダメだけどいつかは…というイメージを引き出してしまいます。「〜になる」ならまだしも、「〜になりたい」はもはや”無理かもしれないけど頑張りたい”という無意識の中での現状を肯定するイメージがひしひしと言葉として現れ、コンフォートゾーンから飛び出す気がまるでないのです。(アファメーション的には「〜になる」も現状肯定のイメージを含むため、ダメなのですが)

そもそも、「人生変わりたい」「成功したい」と嘆く人のほとんどの人生は何も変わらず、成功の「せ」の字も見えてこないのは、心の底、つまり無意識では現状に満足し、現状を肯定してしまっているからです。

「毎日辛いし、悩みもたくさんあるけど、何かを始めたり変化を起こすのは怖いし、今のままでもそこそこのお金が入ってきて、そこそこ楽しく暮らしてる。このままでもまあいっか…」なんだかんだ現状に満足し、心の底では現状を否定してコンフォートゾーンを飛び出す気は無いのです。

でも、”表面的”には「人生変えたい」「成功したい」という意識や悩みがあるからこそ、「ある日、突然奇跡が起きて人生変わらないかなぁ」というシンデレラのようなストーリーを妄想して(でも、何も変化を起こさず)終わるわけです。

(重要なのは、”まず”「私は〜である」とイメージを決めてしまい、自分の脳をその未来に対してコミットするよう仕向けるのです。そうすれば、後は脳の自動操縦装置(創造的無意識)が働いて、勝手に実現してくれる(そのための具体的な行動を自然と取れるようになる)のです)

困難だからやろうとしないのではない。

やろうとしないから困難なのだ。

セネカ(ローマ帝国の政治家)

他人と比較しない

他人と比較するというのは、他人のイメージに沿っているということです。ここで作り上げたいのは、あくまでも自己イメージ。現在の自分と比較して、未来の自分をよりよいものにしていこうというイメージならいいですが、自分と他人を比較することは、害こそあれ、利益はありません。

「他人と比較するな」とはよく言われますが、その最大の理由は、他人と比較することは、自己イメージを著しく低下させてしまうからです。「〜さんみたいになりたい」と言葉にするとき、今の自分はまだまだその領域に達していないと自分を卑下することになりますし、たとえ、その人のようになることができたとしても、より優秀な人と出会ってしまえば、また「〜さんはすごいなぁ。私も〜さんのようになりたい(自分は全然ダメだ)」とさらに自己イメージを下げることになりかねないからです。

ただ、そもそも人間は「他人との比較」の上で自己イメージを作り上げてきたのも事実です。人は、自分が幸福だとか、成功しているとかを考える際に必ずと言っていいほど「あの人に比べれば自分はまだマシ(幸せ)だ」「一般的に見れば、自分は稼いでいるし、いい暮らしもできているはずだ」と”他人を尺度として”自分が上か下かを推しはかります。つまり、人間は自分より明らかにレベルの低い人ばかりの集団に行けば、「自分はすごい!」と自己イメージを高めるものの、自分よりすごい人、成功している人に出会うと「自分なんて」と自己嫌悪に走ってしまう愚かな生き物なのです。

だから、他人と比較して、一時的な自己イメージの上がり下がりに一喜一憂するのではなく、自分の目標を定め、そこへ肯定のイメージを持つことで自己イメージの向上、ひいては現実世界の改善を図るべきなのです。もちろん、素晴らしい人を見て、その人から学び良い点を取り入れることは悪いことでは無いですが、その際は決してその人と比較せず、あくまでも現状(今の自分)と未来の自分のイメージの中で、自分を高める努力をするべきだと思います。

人が持てる力を放棄する最もありがちな方法は、自分には何もないと思うことだ。

アリス・ウォーカー(アメリカの作家)

”アクション”の言葉を入れる

未来のできごとが、実際にどのように起きて欲しいか、というイメージを強めるために、「アクション」を表す言葉を入れます。例えば、「迅速に」とか「スムーズに」といった、本人の行動に対して修飾するような言葉を入れるといいのです。

「〜になる」というイメージを高め、アファメーションしても、具体的なイメージがなかなか湧かない場合も多いため、アクションを表す言葉を使って、行動へのイメージを強めます。

例えば

  • 私は起業して、日々その会社の社長としてバリバリ働いている
  • 会社で起こりうる様々な問題に対しても迅速に対処し、日々自分の成長を実感している

など、未来のイメージをより具体化し、臨場感を高めるのです。

ここでいう”アクション”とは、今やるべき具体的な行動ではなく、あくまで今のコンフォートゾーンから飛び出し、新しい未来を想像するための一助とするためのステップです。

(勿論、何か直近で習慣化したいこと、今すぐ何か始めたいことがある場合、アクションを表す言葉におけるイメージ補強は、具体的な行動を起こす際にも有効なのは間違いないです)

生きるとは、呼吸することではない。

行動することだ。

ルソー(フランスの哲学者)

”情動”言葉を入れる

それを成し遂げたときに、自分はどんなふうに感じたいかという「情動」を表す言葉を入れます。「〜のように感じる」といった、体感的な表現を使うのです。

例えば

  • 私は毎日キレイな空気を吸い(禁煙を成功させ)、清々しい気分で生活している
  • 私は美しいボディを手に入れ(ダイエットに成功し)、誇らしい気持ちで溢れている

といった、情動、つまり感情を表す言葉を入れることで、未来のイメージを想像するとき、自分の感情を高め、臨場感を上げることができるのです。

これは「プライミング(先行)」というメカニズムも深く関わっていて、プライミングとは本能や過去の記憶によって脳にセットされた快感などの報酬を、イメージによって先に引き出す(先行する)仕組みで、例えば、あなたはダイエットに成功したことがなく、「痩せた自分」のイメージがつかないかもしれませんが、痩せて誇らしい気持ちになるとイメージすれば、「誇らしい気持ち」自体は人生で体験したことが少なからずあるはずなので、プライミングが働き、未来のイメージを”しただけ”で誇らしい気持ちになれる→イメージを繰り返したりしてイメージが強化される→コンフォートゾーンが変わるとなるのです。

(プライミングは本能に訴えかけるという方法も強力なので、例えば「美しいボディを手に入れて異性にモテモテになる」などのイメージもプライミングが働き、イメージを高めることができます)

行動を伴わない想像力は、何の意味もない。

チャーリー・チャップリン(イギリスの喜劇作家)

目標を具体的にする

目標達成が無意識の中に現実として刻み込まれるには、細部まで鮮明に描かれる必要があります。

例えば、やせることが目標なら、「私はどんどんやせている」という肯定イメージを持つわけですが、そのさいに「1週間で3キロやせている」とか、具体的な内容をいい表すことが重要になってきます。

「目標は具体的にしましょう!」とよく言われますが、より鮮明に、はっきりと目標へ向かうイメージを作り上げると共に、目標から逆算して「今何をすべきか」「1年後にはどうなっている必要があるのか」を明確にするためでもあります。

イメージに臨場感を持たせる一つのコツは、そのイメージをどれだけ細部まで頭の中に作り出し、具体的な未来を描けるかです。だから、目標には具体的な数字を入れて、そのステップを確実に踏まえて行った上で目標が達成されるという感覚を持つことです。「自信と勇気に満ち溢れた人になる」といった抽象的な目標に対しても、自信のある人の特徴は?勇気に満ち溢れた人はどんな習慣を持っているか?などを考え、例えば「バリバリ仕事をこなして、みんなを引っ張っていく姿」かもしれませんし、「誰にでも明るく振る舞い、周りの笑顔が絶えない人物像」を具体的イメージとして挙げるかもしれません。

「具体的な目標を設定すると、達成できなかった時に返ってやる気が下がる」と思われた人は、まだアファメーションのことをあまり理解できていないようです。自己イメージを高め、未来のイメージ(目標)にコミットすることさえできれば、”自動的に”目標は達成されますし、「自分が定めたノルマを苦しいけど、頑張って達成しなきゃ!」みたいな努力は不要になります。自己イメージを高め、コンフォートゾーンを変えることができれば、自然とあなたの脳と体が目標へ向かってくれるのです。

いつだって忘れないでほしい。

すべてはたった1匹のネズミから始まったということを。

ウォルト・ディズニー(「ディズニー」の生みの親)

バランスを取る

「自分がどういう人間になりたいか」「どのような人生を送りたいか」というとき、あまりに一面的に偏った目標を立てるのではなく、さまざまな要素の間でバランスを意識する、ということです。

例えば、仕事を第一の目標として掲げるが故に、家族や人間関係がある程度犠牲になるのは仕方がないと考える人もいます(最近は特に多いように感じます)が、何事もバランスが最も大事だということを忘れてはいけません。他の要素を犠牲にしてまで、あまりに偏った価値観や志向を持つ人は、最終的には人生がどこかおかしくなる人が多いです。(例えば、世界一の大富豪とされたロックフェラーは経済的成功を追い求めるばかり、晩年はパンと水しか喉を通らず失意の中衰弱していったと言われています)

私は大丈夫だ!と思われた方こそ危険で、たいていの人は無意識の中で「まず最も優先する要素”だけ”を目標達成しよう」と考えてしまいがちです。「仕事をバリバリこなしながら、友人関係や家庭も円満で、健康面や社会的行事にも手を抜かない」なんて器用なことは自分にはできない(あるいは、面倒くさい)と思い込み、仕事一筋!お金が全て!みたいな価値観で目標設定してしまいます。

しかし、家族、レクリエーション、社会、スピリチュアル(魂)、教育、仕事、健康、人間関係、キャリア、財政などなど様々な要素でバランスをとり、人生全体の質を高めていくほうが、互いにシナジーを生んで、たとえ「お金」という尺度で見たとしても結果が出やすい傾向にあるのです。(そもそも、仕事がひと段落したら家族について考えるとか、お金を稼いでから人間関係を良くするとか、言い訳をして後回しにしている人は、全てにおいて”逃げグセ”がついてしまうため、仕事やお金の目標に対しても中途半端になりがちです)

盲目であることは悲しいことです。

しかし、目が見えるのに見ようとしないのは、もっと悲しいことです。

ヘレン・ケラー(アメリカの作家)

目標にリアリティを持たせる

リアリティがあるかどうかは、要は、それを実現している自分の姿を、本当に望ましいものとして、自分が想像できているかどうか、ということです。別にやりたくもないことを、何となく目標に設定していても、自分にとってのリアリティがないのですから、うまくいくわけがありません。

リアリティと聞くと、いかに自分の目標が”現実的”であるか、つまり、目標達成への道のりがはっきりとイメージできるかだと思いがちですが、違います。要するに「自分の心に嘘をついていないか」と、目標がリアル(正直)なのかが重要だということです。

「起業して成功する」と考えていても、「何となくカッコイイから成功できればいいなぁ」と心の底では現状に満足していたり、「お金を稼ぐのは悪いことだ」というメンタルブロックがあったりして、自分の目標と無意識の想いや価値観に齟齬(ズレ)がある場合は多いです。そうなると、当然イメージにリアリティはないですし、自己イメージやコンフォートゾーンも書き変わらないので、結局元の「成功できない自分」のまま過ごすことになるのです。

逆に、世の中の偉大な成功者たちは、どんなに途方も無い夢でも、その夢にリアリティを持ち続けていました。ライト兄弟は「人類はいつか空を飛べる」と本気で考えていたし、ビル・ゲイツは「一家に一台当たり前にパソコンが普及するような時代を作りたい」と願い続けました。(彼らは、その偉業を達成する具体的な方法や確固たる根拠は持っていなかったかもしれません。でも、彼らは心から夢を実現したいと願い、自己イメージを書き換え、コンフォートゾーンを夢に設定したからこそ、今なお多くの人に崇め奉られているのです)

人類史上の進歩の大部分は、不可能を決して受け入れなかった人々によって達成された。

ビル・ゲイツ(マイクロソフト創設者)

人に言わない

アファメーションの内容は、基本的には人に言わず、秘密にしておきます。なぜかというと、周りは往々にして「そんなのできっこない」「そんな人になれっこない」という働きかけをしてくるからです。

(中略)

また、アファメーションを人にいうと、それが自分にとって義務となってしまうことがあります。そうすると、「want to」ではなく、「have to」になってしまいます。

「目標は周りに宣言したほうがいい」とよく言われますし、その意見も一理あります。ただ、私たちの周りには、夢や目標を語ると「そんなの無理だ」「できっこない」「現実を見ろ」と否定し、あなたの新しい自己イメージの妨げになるドリームキラーが多すぎます。だから、アファメーションの内容は人には言わず、新たな自己イメージを作り出し、コンフォートゾーンを書き換えることに集中すべきなのです。

(誰かに宣言して「背水の陣」を弾いたり、応援してもらうことでモチベーションを維持しなくとも、自己イメージを高め、無意識レベルでその目標にコミットできれば、勝手に目標は達成されるのですから)

加えて言うと、アファメーションを人にいうことで「〜しなければならない」という義務感が出てくる可能性もあります。義務によって、周りや他人に強制されるということは、短期的には目標へ向かう上で、即効性のある効果を発揮しますが、結局「〜しなければならない」というネガティブなイメージによって”無理して努力する”ということなので、自己イメージは書き換割らないでしょう。

私たちは自分が思った通りの人間になる。

アール・ナイチンゲール(アメリカの作家)

まとめ

人生を変えたい!夢(目標)を実現したい!と言いつつ、ほとんどの人が「昨日と同じ今日を過ごし、今日と同じ明日を過ごす」ことになるのは、一言で言えば「未来を描けない」からです。

  • 目標を定めてもすぐに「無理かも」と不安になる
  • 何事も三日坊主になってしまい、努力できない
  • 一時的に「やるぞ!」とやる気だ出ても1週間後には元どおりの生活を送ってしまう
  • 「やりたいことさえ見つかれば」と言い訳して行動しようとしない
  • 勇気を出して行動しなきゃ人生変わらないと分かっているけど、なかなか一歩踏み出せない
  • etc

私たちの多くは「できるかイメージが湧かない」ことに対しては、失敗を恐れ、挑戦しようとしません。(生物の本能的にも、安全な地帯から飛び出して新しいことに挑戦するのは危険だと判断されるし、そもそも生物の脳は「現状維持して変わらないでいろ」と働きかけてくるので、人生変えたいと思ってもなかなか容易ではありません)

ただ、逆に言えば、我々は自分のイメージを書き換え、新しいコンフォートゾーンを設定することができれば、それが「当たり前」なのだから、行動できないなんてことはないし、そもそもやる気が続かないとかいう話ではないのです。

私たちの無意識が自動的に目標へ導き、勝手に目標は達成されるのです。

創造的無意識の働きは、あなたがどこへ向かうかを決定する「心の自動操縦装置」のようなものです。いったん目的地が入力されれば、ひたすらそこを目指して、舵を切り続けます。

(中略)

希望する目標の設定と、それに合致する自己イメージの書き換えが行われれば、心の自動操縦装置はいくらでも、あなたの望む場所へと連れていってくれるのです。

本書でもこうあるように、私たちは自己イメージを高め、創造的無意識に働きかければ、私たちには”どれほど無謀で不可能な夢や目標に思えても”、心の自動操縦装置が我々を誘ってくれるでしょう。

今回は、その心の自動操縦装置を起動させるためのアファメーション(自己イメージを肯定し、目標を設定すること)を作る上での心得・ポイントとなる部分をご紹介しました。

あなたがアファメーションをうまく使いこなし、自分の目標を思うがままに達成し、人生を自らの手で想像していけるようになることを、祈っております。

それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。

心が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

ウィリアム・ジェームズ

(アメリカの哲学者)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする