「人を動かす」(デール・カーネギー)要約まとめ!内容・感想・評判は?

人生

 

「人を動かす」(著:デール・カーネギー)の内容を

無理やり一言でまとめてしまえば、

 

相手の立場で物事を考え、相手を尊重しよう!

(そうすれば、相手からの好意と信頼を獲得できて”自ら”こちらの「利」になるように動いてくれる)

 

ということです。

 

「相手を尊重する」

本書では「自己重要感を満たす」という言い方もされていますが、

これは本当に重要です。

 

まさに「人を動かす最終極意」とも言えます。

 

人間は誰でも「自分を尊重してくれる人」のことを無視することはできないですし、

無条件で好きになり、信頼を寄せてしまうからです。

 

想像してみてください。

 

毎朝、玄関先で会うたびに

「〇〇さん!おはよう!」と笑顔で駆け寄ってくれて、

「今日もおしゃれですねー!」とか

「あっ、髪切ったんですか?本当によくお似合いです!」などと

毎回、自分のことを褒めちぎってくれる。

 

今朝嫌なことがあって、こちらがそっけない対応をしたとしても、

変わらず笑顔で接し、「何かあったらいつでも相談してくださいね」と優しく気遣ってくれるだけでなく、

毎年、私の誕生日にはお手製のプレゼントを贈り、自分のことのように祝ってくれる。

 

 

果たしてこのような人を嫌いになれる人が、一体どれくらいいるでしょうか?

 

もっと言えば、例えばこの人から「お願い」されたとして、無下に断ることができる人はどれほどいるでしょうか?

むしろ、その人が困っていたら、「なんとかしてあげたい!」と自ら動きたくなるのが一般的な反応ではないでしょうか?

 

 

「返報性の原理」と言われるように、

人は誰しもが好意には好意で返したくなり、

相手にしてくれたことは自分に返ってくるものです。

 

つまり、相手を動かしたければ、

まず率先して相手のために行動してしまうのが、

最も効果的で手っ取り早い方法だと言うことです。

 

特に、今はあまりにも多くの人が

自己肯定感(本書で言うところの自己重要感)が満たされず

自分の存在を認められることに飢えに飢えている状況です。

 

そんな中、相手の肯定感を高めたり、相手の存在を満たしてあげることのできる人が

”どれほど重宝されるか”は想像に難くないと思います。

 

  • 自分なんて
  • やっぱり私はダメなんだ
  • あの人と比べて私は

 

そんなことばかり考え、自己肯定感が下がりまくっている人”だらけ”の世の中だからこそ、

相手を尊重し、相手の自己肯定感(自己重要感)を満たすことのできる人に対しては

ほとんどの人が、コロッと落ちてしまうに違いありません。

 

  • 上司には毎日のように叱られ
  • 同僚や部下とも心から気を許せるような関係ではなく
  • 家に帰っても「おかえり」すら言われない
  • 友人ともSNSで薄っぺらいコミュニケーションを取る程度

 

そんな日常を送っている現代人は、何よりもまず自分を認めてくれる人、自己肯定感(自己重要感)を満たしてくれる人を求めているのです。

 

本書「人を動かす」はそんな相手の自己肯定感(自己重要感)の満たし方や、

相手を尊重することで相手の心を巧みに動かす方法

偉人たちのエピソードを通して教えてくれます。

 

リンカーン、ルーズベルト大統領、鉄鋼王カーネギー、チャールズ・スワップ、スティービー・ワンダーなどなど世界的な偉人たちから、

名もないテキサスに住むカール夫婦(仮)の”身近な親近感のわく”話まで

これでもかというくらいストーリーを詰め込み、もはやエピソード集といっても過言ではない一冊です。

 

エピソードの何がいいかというと、何と言っても分かりやすいことです。

 

おそらく、この手のビジネス書や自己啓発本が苦手な人でも

まるで「少年ジャンプ」を見るような感覚でスラスラと読めてしまうと思います。

 

活字を読むのが苦手で、紙の本よりも圧倒的にオーディオブック(音声verの本)派の私でさえ、

「人を動かす」はものの2時間くらいでサラッと読めてしまいました。

 

思わず目頭が熱くなるような感動的なストーリーにグイグイと引き込まれているうちに気づいたら読み終わっていました。

 

その後、何度もオーディオブックで「人を動かす」は繰り返し聞いているのですが、

今でも聞くたびにやる気と感動で心がポッと温かくなり、通勤の途中で聞くと仕事が信じられないくらい捗ります。

 

なので、個人的にオススメの「人を動かす」の読み方としては、

  1. 紙の本でサラッと一度読む(本当に小説や漫画を読んでいる感覚であっという間に読破できてしまいます)
  2. オーディオブック(音声)で通勤・通学中や隙間時間に”何度も”聞きこむ(繰り返し聴き込むたびにやる気アップするとともに”人を動かす原理原則”が頭の中に叩き込まれ、構築されていきます)

 

文庫版ならマンガ1冊ほどのお値段でお得に買えますし、

 

 

「マンガで読み解くシリーズ」なら、さらに読みやすく本書のエッセンスを理解していただけます。

 

 

そして、私が最もオススメしているオーディオブックverはこちらです。

 

 

 

オーディオブックは、隙間時間を使って手軽にサクッと本を読めるのが最大のメリットですが、唯一のデメリットは紙の本と比べてやや高額な点です。

(本をわざわざ朗読して録音するという手間がかかっているので、当然と言えば当然ですが)

 

 

でも、ちょっと待ってください!

 

なんと!今ならアマゾンのオーディブルでどれでも一冊無料キャンペーン実施中なので、

通常なら3000円以上もする「人を動かす(オーディオブックver)」が、

なんとタダで読めて(聞けて)しまいます。

(もちろん、どれでもお好きな一冊を無料で読めるので、「人を動かす」以外でも1万冊以上(洋書も含めれば40万冊以上)の本の中から選び放題です!)

 

 

(↑上のリンクから「人を動かす」を無料で全ページ聞けてしまいます!)

 

このどれでも一冊無料キャンペーンは、もうまもなく終了してしまうかもしれないので興味のある人は是非お早めに!

 

…と少し話が逸れてしまいましたが、

今回は、そんな「人を動かす」の内容を簡潔にまとめて要約し、

その内容に対する感想や評判についても書き加えていこうと思います。(←ここからが本題w)

 

それでは、いって参りましょう!

 

「人を動かす」の要約まとめ!内容・感想・評判は?

Amazonより引用)

 

「人を動かす」ってどんな本?

 

How to win friends and influence people

(仲間を獲得し、人々に影響を与える方法)

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

これは「人を動かす」の原題、

つまり、日本語に翻訳される前の英語verのタイトルです。

 

一般的に「人を動かす」と聞くと、相手を言葉巧みに誘導する小狡いテクニックを思い浮かべるかもしれませんが、

本書は相手を喜ばし、相手が”自分から動きたくなるような原理原則”について記されています。

 

それは、本書の元のタイトルをもう一度見ていただければ一目瞭然です。

 

”How to win friends and influence people”

仲間を獲得し、人々に影響を与える方法)

 

 

1963年に出版された本書ですが、現在でもビジネスパーソン必携の一冊として確固たる地位を築き、各種言語で翻訳され1500万部という大ベストセラーを記録しています。

ビジネス+IT(カーネギーの「人を動かす」三原則は、なぜビジネスパーソン必修なのか)より

 

ビジネスマンならまず間違いなく読んでおいて損はない一冊です。

最近は、プレゼントに「人を動かす」を贈ったらとても喜ばれたなんて話もよく耳にしますし、

大学生や新社会人などへの餞別として送られることも決して珍しくありません。

 

 

実益や向上心のために本書を手にとる方は多いのかもしれないが、本書はそれらを満たしてあまりあるものを与えてくれると保証する。

「人を動かす」に習熟するということは、小手先の何かを身につけることではない。

それは、自らの人格を養い、互いを高め合うためのふるまいを身につけることにつながっていくように思える。

本の要約サイトflierより

 

とは言え、手っ取り早く仕事や人間関係で成果を出すための小手先のテクニックを教えてくれるわけではありません。

(そのような薄っぺらいテクニックをお探しの方は正直に言って、本書はあまり参考にならないかもしれません)

 

本書は、それこそ人格や価値観ベースで変化を与えてくれる極めて本質的な一冊です。

人生を変えるためには、まさにこのような優先順位や価値観にハッと気づきを与え、そうだったのか!と思考をガラリと変えてくれる体験が不可欠です。

(「人を動かす」を読めば必ず人生が変わる!と言い切ることはできませんが、少なくともそのきっかけには十分になり得ると思います)

 

ただ、中には

  • 人の名前を覚える
  • 笑顔を忘れない

など、明日から即実践できるような原理原則も多数載っていますので、この手の自己啓発本になりがちな「やる気は出てきたけど、具体的に何やったらいいかわからない」ということにはならないと思います。

 

その理由は「人事部長の教養100冊」というサイトでこう語られています。

 

「何となく頭で分かっているけど、意外と実践できていない」対人関係スキルが見事に可視化(文字化)されている。

人事部長の教養100冊より

 

さらにこのサイトは本書「人を動かす」をこのような人に勧めていました。

 

こんな人におすすめ

とにかく全人類にオススメの一冊。

良好な人間関係を構築することで自らを幸せにしたい人、新社会人、これから部下を持つ管理職になる人には特にオススメ。

人事部長の教養100冊より

 

「とにかく全人類にオススメの一冊。」

これには私も激しく同意します。

 

タメになるからとか、仕事や人間関係で大きな成果が出るなどを抜きにしても、

とにかく”面白い”のですよ。

普通に暇つぶしに読む一冊としてもオススメです(笑)

 

漫画や小説を読むかのごとく夢中になって読み漁り、気づけば人生で重要な学びもえている、そんな本です。

 

また、最近一世を風靡した現代ホストの帝王ローランドさんも「人を動かす」をこう評しています。

 

接客に必要はことは全てこの本が教えてくれた。

ローランド(現代ホスト界の帝王)

 

Amazonより引用)

 

 

『人を動かす』とはどんな本?

相手に気持ちよく動いてもらい、人間関係を円滑にするための

話し方・接し方の極意を30のポイントにまとめた本。

日本で500万部を売り上げ、今も売れている自己啓発本の化け物

5分で重要ポイント理解!『人を動かす』の要約まとめ【徹底図解】より

 

30もの具体的な人を動かす極意が体系的にまとめられた本書ですが、

その上で特に重要なのが以下の3つの原則

 

人を動かす3原則

 

人を動かす3原則

  1. 盗人にも五分の理を認める
  2. 重要感をもたせる
  3. 人の立場に身を置く

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

分かりやすく言い換えると、

 

  1. 相手を決して批判しない
  2. 相手を尊重し、自己重要感(=自己肯定感)を満たす
  3. 相手の立場に身を置いて考える

 

ということになります。

 

そんなの当たり前だろ!

と思われた方に限って、全くこれらの大原則を守れていないことが多いです。

 

それどころか、ほとんどの人は

 

  1. 相手を批判する、認めない
  2. 相手を貶め、自尊心を損なわせる
  3. 自分のことしか考えていない

 

と、むしろ全く逆のことをしている可能性が高いのです。

 

裏を返せば、これら3つの大原則さえ理解し、きちんと自分の中に落とし込むことさえできれば、人を動かすことはそれほど難しいことではありません。

(まあ、これらの原則をきちんと腑に落としている人物が世界にどれだけいるのかという話ではありますが)

 

人を動かす3原則

  1. 盗人にも五分の理を認める(批判しない)
  2. 重要感をもたせる
  3. 人の立場に身を置く

 

とにかく、これらの3つの原則を学び、実践していくことこそが、

”人を動かす達人”になる唯一にして、最も効果的な方法だということです。

 

決して批判しない

 

人を批判するのはどんな馬鹿者にもできる。

そして馬鹿者ほどそれをしたがるものだ。

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

決して批判するな。人は批判や非難では決して動かない。

このことを本書「人を動かす」では、世界的大企業USスチールの社長の言葉を引用してこう表しています。

 

USスチールの社長はこう言っている。

「上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。

人を働かせるには激励が必要だと信じている。どんなに地位の高い人でも、小言を言われて働くよりも、ほめられて働く時の方が、仕事に熱がこもり、出来具合もよくなる。

その例外には、まだ一度も出会ったことがない。」

 

ところが、一般の人はどうか?まるで反対だ。

気に入らなければめちゃくちゃにやっつけるが、気に入れば何も言わない。

 

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

何か悪いことがあれば批判や反対、非難は一目散にするが、

逆に良いことをした人に対しては、何もしない。

だって、良い出来事にはわざわざ口を出す必要もないから。

 

そう思っているかもしれませんが、それでは相手を”自ずから”動かせることは決してできません。

 

他人のあら探しは、なんの役にも立たない。

相手はすぐさま防御体制を敷いて、何とか自分を正当化しようとするだろう。

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

人は誰でも、攻撃されたり、責められれば、相手への反感を募らせ、反撃しようとしてきます。

たとえ、その攻撃や叱責がどんなに正当なものであった、としてもです)

 

相手をボコボコに責め立て、たとえ打ち負かしたとしても、あなたが得られるのはその瞬間の一時的な”優越感”だけです。

(代わりに失うのは、相手からの好意と信頼です)

 

相手の心を変えるには、議論を避けるべきだ。議論に勝つことは不可能である。

もし負ければ負けたのだし、たとえ勝っても、やはり負けている。

なぜなら、仮に相手をやっつけたとしても、やっつけられた方は劣等感を持ち、自尊心を傷つけられ、憤慨するからだ。

ポストコロナの学び直し(カーネギー”人を動かす”|本の要約・まとめ・感想)より

 

一方、賞賛の力は時に、人生を大きく変えるほどの威力を発揮します。

その一例として、本書ではこのようなエピソードが語られていました。

 

今から何十年も前、デトロイトのある学校の女先生が、授業中に逃げたネズミを、スティービー・モリスという少年に頼んで、探し出してもらった。

この先生がスティービーにそれを頼んだのは、彼が、目は不自由でしたが、その代わりに、素晴らしく鋭敏な耳を天から与えられていることを知っていたからである。

 

素晴らしい耳の持ち主だと認められたのは、スティービートしては、生まれてはじめてのことだった。スティービーの言葉によれば、実にその時ーー自分の持つ能力を先生が認めてくれたその時に、新しい人生がはじまった。

 

それ以来、彼は、天から与えられた素晴らしい聴力を生かして、ついには「スティービー・ワンダー」の名で、1970年代有数の偉大な歌手となったのである。

 

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

もし、この先生が人の良いところには目もくれず、生徒を批判し、叱責するばかりの教師であったなら、

あのスティービー・ワンダーは自分の才能に気づかずに、その一生を終えていたかもしれないのです。

 

批判、非難もしない。不平も言わない。

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

本書のこの一文を何度も繰り返し、常に頭の中に入れて置いてください。

人は、批判や非難で動くことは絶対にあり得ないのです。

(もし、それで動いたとしたら、それは”ただ言われたから仕方なく動いた”だけに過ぎません)

 

もし、誰かを批判したり、責めたくなった時は本書のこの言葉を思い出してください。

 

相手を理論の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物なのである。

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

 

自己重要感(自己肯定感)を満たす

 

人間が行動を起こすなかで、最も強い衝動のひとつとされる「自分が重要人物でありたい」という欲求、

すなわち”自己の重要感”に着目し、それを満たしてあげることが大切なのだ

EL BORDE by Nomura(不朽の名作、カーネギーの「人を動かす」 その本質と唯一の方法とは)より

 

人は誰であっても、尊敬されたり、重要な人物だと思われたいと思っています。

もちろん、四六時中、人から尊敬されることだけを考えている人は、いないでしょうが、

全ての人の心の奥底には、必ずこの「自己重要感(自己肯定感)を満たしたい」という欲求は存在するのです。

 

なぜなら、それほど現代の人々は自己肯定感が下がり、承認されることをノドから手が出るほどに求めているから。

 

  • 上司には叱られ
  • 同僚や部下ともどこか薄っぺらい関係になり
  • 家に帰っても家族から「おかえり」の一言すらない

 

そんな状況だからこそ、ほとんどの現代人は自己肯定感が満たされず、認めてもらえない不満に常に心が蝕まれ続けている状況です。

 

 

この欲求は、食欲や睡眠欲と同様にとても強い欲求でありながら、自分で解消できるものではない。

EL BORDE by Nomura(不朽の名作、カーネギーの「人を動かす」 その本質と唯一の方法とは)より

 

だからこそ、人はみんな、自己重要感(自己肯定感)を高めてくれる人を喉から手が出るほど欲しており、

そのような人を好きになり、無条件で信頼してしまうものです。

 

というか、あなたの多くの悩みや欲求は突き詰めれば

この「自己重要感(自己肯定感)」を満たしたい!という欲求に行き着くと思います。

 

  • やりたいことがない
  • 起業したい
  • 結婚したい
  • お金が欲しい
  • 成功したい
  • 素敵な恋人が欲しい
  • 没頭できる趣味が欲しい
  • 心から信頼できる友人が欲しい
  • などなど

 

私たちは、これらの悩みや欲求それ自体を欲しているというより、

これらを実現した自分になれば、自分の重要感が高まり、

堂々と人生を生きていくことができるに違いない!と思っているだけなのです。

 

だからこそ、相手の自己重要感(自己肯定感)を少しでも高めてあげることができれば、

あなたは相手を思うがままに”自ずから動いてもらう”ことが可能になります。

 

あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の100倍もの興味を、自分自身のことに対して持っているのである。

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

そういえば、本書「人を動かす」で紹介されていた事例の中でも、

特に印象に残っているのですが、

アメリカの電話会社の調査によると、

私たちが会話の中で最も使う単語は、

「愛(Love)」でも「お金(money)」でもなく

「私(I)」だったそうです。

 

結局、人は自分のことにしか関心がない

 

このことを誰よりも理解し、相手を尊重することで歴史に名を残した人物がいます。

その人物とは、セオドア・ルーズベルト大統領です。

その一例として、彼に使えた使用人のジェイムズ・エイモスが語ったエピソードを紹介しましょう。

 

ある日のこと、私(エイモス)の妻が大統領にウズラはどんな鳥かと尋ねた。妻はウズラを見たことがなかったのである。

大統領は、ウズラとはこういう鳥だと、噛んで含めるように教えてくれた。

 

それからしばらくすると、私たちの家に電話がかかってきた。(エイモス夫婦はオイスター・ベイにあるルーズベルト邸内の小さな家に住んでいた)

妻が電話に出ると、相手方は大統領だった。今ちょうどそちらの窓の外にウズラが一話きているから、窓からのぞけば見えるだろう、とわざわざ電話で知らせてくれたのだ。

 

この小さな出来事が、大統領の人柄をよく示している。大統領が私たちの小屋のそばを通る時は、私たちの姿が見えても見えなくても、

必ず「やあ、アニー!やあ、ジェームズ」と親しみのこもった言葉を投げていかれた。

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

このような大統領を嫌いになる使用人が一体、どこにいるでしょうか?

 

そして、このことは何もセオドア・ルーズベルト大統領だけが実践していたわけではなく、

はるか昔から伝えられている「教え」なのです。

 

キリストはユダヤの岩山で、この教えを説いた。

(世の中で最も重要な法則と言えよう)

ーーー「すべて人にせられんと思うことは、人にもまたそのごとくせよ」

 

人間は、誰でも周囲の者に認めてもらいたいと願っている。自分の真価を認めてほしいのだ。小さいながらも、自分の世界では自分が重要な存在だと感じたいのだ。

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

また、キリスト教以外の宗教でも同じように言われています。

(それだけこの世の真理をついた本質的な内容だということです)

 

己の欲せざる所は人に施す勿れ

儒教(論語)

 

人が他人からしてもらいたくないと思ういかなることも他人にしてはいけない

ヒンドゥー教(マハーバーラタ)

 

果たしてこれほど歴史のある宗教で同じように伝承されていることを実践しない手があるでしょうか?

 

相手の立場に身を置く

 

魚釣りをする時は、ミミズを針につける。

自分が、苺ミルクが好きでも、それを餌に使わない。

人を釣る場合も、同じだ。

ポストコロナの学び直し(カーネギー”人を動かす”|本の要約・まとめ・感想)より

 

”私が”相手に何を求めているのか?

”自分が”相手にどうして欲しいのか?

を考えたところで、一生相手は自分の思う通りにしてくれません。

 

そうではなく、

相手は何を求めているのか?

相手はどうしたいのか?

について考えることが人を動かす達人への第一歩です。

(その具体的な方法の一つが、すでに述べた「相手を批判しない」「相手の自己重要感を満たす」なのです)

 

より具体的にいえば、以下のような説明がわかりやすいかと思います。

 

人を動かすには、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやることだ。

例えば、自分の息子に煙タバコ草を吸わせたくないなら、説教はいけない。

煙草を吸う者は野球選手になりたくてもなれず、100メートル競争に勝ちたくても勝てないということを説明してやるのだ。

ポストコロナの学び直し(カーネギー”人を動かす”|本の要約・まとめ・感想)より

 

上記は身近で具体的な話ですが、

他にも「相手の立場に身を置く」ことで危機を乗り切ったという例もたくさんあります。

 

例えば、世界有数の毛織物会社「デトマー毛織物会社」が、まだ創業間もない頃に

一人の顧客とトラブルになり、なんとその顧客が事務所に乗り込んできた時の話を紹介しましょう。

 

デトマー毛織物会社、初代社長のジュリアン・デトマーは、その時のことをこう語っています。

 

その客には、小額の売掛け金が残っていた。

しかし、当人はそんなはずないと言い張る。

当方では、絶対間違いはない自信があったので、再三催促状を送った。

 

すると、彼は怒って、はるばるシカゴの事務所まで駆けつけ、

支払いどころか今後はデトマー社とはいっさい取引はしないと言い切った。

 

私(デトマー社初代社長)は、彼の言い分をじっと我慢して聞いた。途中、何度か言い返そうかと思ったが、それは得策ではないと思い直し、言いたいことを残らず言わせた。

言うだけ言ってしまうと、彼は、興奮も冷め、こちらの話もわかってくれそうになった。

 

そこを見はからって、私は、静かにこう言った。

「わざわざシカゴまでお出かけくださって、なんとお礼を申し上げて良いかわかりません。

本当に良いことをお聞かせくださいました。係りの者がそう言うご迷惑をあなたにおかけしているとすれば、まだ他のお客さまにも迷惑をかけているかもしれません。そうだとするとこれは大変です。

あなたがおいでくださらなくても、私のほうから危機にあがるべき問題です。」

 

(中略)

 

さらに、私は、こう言った。

「私どもの事務員は、何千という取引先の勘定書を扱わなければなりません。ところが、あなたは、几帳面な上に、勘定書も私どもからの分だけに注意していればいいわけで、

どうも間違いは、こちらにあるように思います。

売掛金の件は取り消しさせていただきます。」

 

私(デトマー社社長)は、彼に気持ちがよくわかり、もし私が彼だったら、やはり同じようにしただろうと思った。

彼は私の会社からはもう何も買わないと言っているのだから、私としては、彼に他の会社を推薦することにした。

 

前から、彼がシカゴに出てくると、いつも昼食をともにしていたので、その日も、彼を昼食に誘った。彼は、渋々私についてきたが、昼食を済ませて事務所まで帰ってくると、今までにないほど多量の品物を私たちに注文した

 

機嫌を直して帰っていった彼は、それまでの態度を変えて、もう一度書類を調べ直し、起き忘れていた問題の請求書を発見して、

わび状とともに小切手を送ってよこした。

 

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

その後、二人は死ぬまでの間、良きビジネスパートナーであり、また良き友人だったといいます。

 

あ、そうそう。

彼の家に男の子が生まれた時、彼は我が息子に「デトマー」と名付けたことも、ここに付け加えておきたいと思います。

 

これは、デトマー社社長が相手の立場に立って物事を考え、行動した結果、

ピンチを無事乗り切ったばかりか、それ以上のチャンスをつかむことができたのです。

 

相手の立場に身を置いて考える

これは「人を動かす」上で最も重要な原理原則であり、

この原則を学び、理解することの重要性は本書でこのように綴られています。

 

本書から”常に相手の立場に身を置き、相手の立場から物事を考える”という、

たったひとつのことを学び取っていただければ、

成功への第一歩がすでに踏み出されたことになる。

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

 

「成功への第一歩」とは、具体的にいうと、

 

この本を読むことであなたに起こる変化

  1. 人と付き合い、人を動かす上で絶対に外してはいけないポイントが分かるようになる
  2. 相手を傷つけることなく、相手に嫌われることなく、自分の主張を伝えることができるようになる
  3. 職場でプレゼンが上手くいき、提案が通りやすくなる
  4. 部下や子供が前向きにぐんぐん成長してくれるようになる

5分で重要ポイント理解!『人を動かす』の要約まとめ【徹底図解】より

 

もちろん、経済的な成功や仕事上の分かりやすい結果も含まれることは、いまさら言うまでもありません。

 

経済的成功の15パーセントは専門的知識から生み出されますが、

残りの85パーセントは「考えを表現する能力、リーダーシップをとる能力、

そして人々の熱意を引き出す能力」によるものとなります。

人を動かす(デール・カーネギー)より

 

「人を動かす」要約まとめ

 

いかがでしたか?

本書は「人を動かす極意や原理原則」を30ものポイントに沿って体系的にまとめた一冊ですが、

特に重要なのは、やはり以下の「人を動かす3原則」です。

 

人を動かす3原則

  1. 盗人にも五分の理を認める(批判しない)
  2. 重要感をもたせる
  3. 人の立場に身を置く

 

一言で言えば

相手の立場で物事を考え、相手を尊重する

ということです。

(冒頭で一番最初に言いましたよね?)

 

このことを日々意識し、実践する中で、自分の中に落とし込んでいただければ、

言うまでもなく、あなたの「人を動かす力」や「人間関係構築力」は格段に上がるはずです。

 

ただ、そうは言っても

相手の立場に立って、相手を尊重しよう!と言われれば、

 

  • なんで私がそんなことしなければならないんだ!
  • 正直、面倒臭いなぁ
  • そんなのキレイゴトでしょ
  • それって意味あるの?

 

このような気持ちが少なからず湧いてくると思います。

(もし1ミリも「相手の立場に立って、相手を尊重すること」に疑いを持たず、心の底から同意できるのなら、

あなたはとっくに人を動かす達人になっているはずですので)

 

なので、いきなり完璧に実践しようなどと思わないでください。

 

というか

  • 「人を動かす」を読んだけど、現実が何も変わらない
  • 自己啓発本って一時的にやる気が出るだけで、人生は何も変わらないよねー

などという人に限って、その本に書かれていることをまず理解できていません。

内容が全く頭に入っていないのです。

 

それこそ、一度サラッと読んだだけでわかった気になったり、

本屋でちょろっと立ち読みしただけでその本を理解した気になっていますが、

よほどの天才でなければ、一度読んだくらいで内容を理解し、実践することなんてできるはずがありません。

 

ほとんどの人が、本を読んだり、行動しても人生何も変わらないのは、

結局、そうやって完璧主義をこじらせ、

努力もせず簡単にできて、ダメダメな自分でも楽勝にできる完全無欠の完璧な方法ばかりを追い求めるからです。

(言うまでもなくそんな方法は、この世のどこにも存在しません)

 

なので、まずは本書「人を動かす」を何度も何度も繰り返し読み込んでください。

 

紙の本を読むのが面倒くさい、活字が大の苦手だと感じあるのであれば、

冒頭にも紹介したようにオーディオブックで隙間時間や通勤時間に繰り返し聞き込めばいいのです。

 

オーディオブックの場合、一度再生ボタンをポチッと押すだけで、

やる気や意思の力はほとんどなくても、本を読めますし、

勝手に音声が流れてくるので、とりあえず聞き流しておけば本の内容が自動的に頭に入ってきます。

 

ここで、「そんなので本当に頭に入るのか?」などと思ってしまた人は、

また完璧主義が発動してますよ(笑)

どのみち1回で頭に入れることなんてできないのだから、何回だって聞けばいいのです。

 

2回、3回、5回、10回と聞き込んでいくうちに「人を動かす原理原則」が頭の中に構築されていきますから。

(オーディオブックはおおよそ数時間(「人を動かす」は3時間ほど)で一冊読めますので、

どんなにサボりぐせのある人でもだいたい一日あれば一冊(月に30冊は余裕!)くらいは読めます)

 

しかも、今ならアマゾンでオーディオブックがどれでも一冊無料キャンペーンを実施しており、

「人を動かす」が無料で全部聴けてしまうのですから、もし本書を手に取ったことのない人は是非ともお試し感覚で聴いてみてください。

この一冊無料キャンペーンも今月いっぱいで終了してしまうかもしれないのでお早めに!)

 

通常3200円の一冊が、、、

 

下記のバナーから一冊無料キャンペーンを活用すると、

なんと0円(無料)で「人を動かす」を全ページ読めて(聞けて)しまいます!

 

(どれでもお好きな一冊無料キャンペーンは、間も無く終了してしまうかもしれないので興味のある人はお早めに!)

 

  1. とりあえず本書を繰り返し読み込む(聴き込む)
  2. そして、その”人を動かす原理原則”に従って、日々実践していく

(もちろん、いきなり完璧に実行できなくていいですからね?

何度も失敗しながら少しずつ”人を動かす極意”をマスターしていけばいいのです)

 

この段階に沿って、本書「人を動かす」の内容を理解し、その身に叩き込んでいただければなと思います。

 

間違ってもこの記事を読んだくらいで、本書「人を動かす」を理解できたなどとは思わないように。

この記事はあくまで内容を簡潔に説明したまでで、参考になればいいな程度のものですから。

 

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

人生とは、今日一日一日のことである。

デール・カーネギー(「人を動かす」の著者)

 

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